次期自民総裁選への再出馬で高市氏「弱っちいが未定だ」 立民・田島氏に答弁

国会

 放送法の「政治的公平」に関する総務省の行政文書を巡り、野党から追及を受ける高市早苗経済安全保障担当相は22日の参院予算委員会で、次期自民党総裁選への再出馬の可能性を問われて「『弱っちい』と言われたら仕方ないが、未定だ」と述べた。

 高市氏は担当相就任直後のツイッターに「辛い気持ちで一杯」と書き込み、「弱っちいことを言ってしまって申し訳なかった」と謝罪したことがあり、この日の委員会では立憲民主党の田島麻衣子氏から「『弱っちいこと』を言うような方が総理になる資格があると思うのか」とただされた。

 「国民の6割が(文書を巡る高市氏の)説明に納得していない」との世論調査結果を踏まえて「今でも初の女性首相になる器があると考えるか」と質問した田島氏に対し、高市氏は「首相になる器があるかどうかは党員の皆さまや同僚議員の皆さまが判断されると思う」と述べるにとどめた。

 高市氏は菅義偉前首相(衆院2区)の後継総裁を決める2021年秋の総裁選に安倍晋三元首相の支持を得て出馬。岸田文雄首相や河野太郎デジタル相(15区)らとしのぎを削った。

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