韓国与党前代表「日本に宇訪問で先を越されたのは痛手」...尹政権を批判

韓国与党「国民の力」の李俊錫(イ・ジュンソク)前代表は22日、岸田文雄首相がウクライナを電撃訪問したことについて、「なぜ私たちは明らかに自民党より早かったのに、今は遅れているのか」と述べ、尹錫悦政権を批判した。

(参考記事:36歳・韓国最大野党代表が駐韓日本大使と面談 「日本の若い世代と交流したい」「歴史問題も互いに謙虚な姿勢で」

李前代表は23日、SNSに「日本との外交関係で、他のことよりも私にとって個人的に手痛いのは、岸田首相が日韓首脳会談を終えてすぐにウクライナに飛び立ったことだ」と投稿した。

続けて「少なくともアジア各国の首脳の中で一番最初に私たちの首脳が訪問することを期待していたので、それを期待して私は昨年、政党間の外交で今より戦争が激しかった時に先に行ってきた」と明らかにした。

李前代表は昨年6月、与党代表の資格でウクライナを訪問し、ウクライナのボロディミール・ゼレンスキー大統領とオレナ・シュリアック与党代表に会っている。

李前代表は「自由を旗印に掲げたなら、自由が最も脅かされているところに支持を送るべきで、それが、私たちが朝鮮戦争を通じて受けた国際社会の助けだった」と悔やんだ。

続けて彼は「韓国が日本より先を行くために努力するのは一人当たりのGDPにとどまらず、国際社会への参加、そして自由と民主主義であってほしい」と話した。

日本外務省は岸田首相のウクライナ訪問に先立ち、「首相はゼレンスキー大統領の指導の下、祖国を守るウクライナ国民の勇気と忍耐に敬意を表し、日本の首相であり、今年のG7議長としてウクライナに対する連帯と変わらぬ支持を示す」と明らかにした。岸田首相は今回の会談で「侵略と武力によるロシアの変化の試みを拒否し、ルールに基づく国際秩序を守る意志を確認する」と述べた。第2次世界大戦後、日本の首相が戦争中の国を訪問したのは今回が初めてだ。

この報道をみた韓国のネットユーザーからは以下のようなコメントが投稿されいている。(※ネイバーニュースコメント参照)

「欧州に武器を売る韓国と(そうではない)日本では立場が異なる」
「我が国の大統領がウクライナを訪問すれば中国とロシアが我々の敵になってしまう」
「これは難しい問題だ。北朝鮮と相対する我が国にとってロシアを完全に敵に回すのは簡単なことではない。地理的立場が日本と韓国では異なる」
「これに関しては李前代表の言葉が正しい」
「李前代表が野党を批判するのを一度も聞いたことが無いのだが」
「内容はともかく俺は李前代表が好きではない」
「自分は保守を支持する60代だが、尹大統領は優れたブレーンがおらずアマチュアイズムから脱し切れていない印象を持つ」

以上 コリアエコノミクス編集部

(参考記事:韓国野党代表、父親の土地疑惑でピンチに 与党議員「代表辞職を」
(参考記事:韓国紙「日韓通貨スワップ復活の可能性」「市場安定効果あるが、すぐには不要」
(参考記事:米有力シンクタンク「G7は韓国を正式メンバーに加えG8にすべき」

(参考記事:韓国紙「日本の輸出規制の噂受け、中国フォトレジスト企業株価が急騰」…韓国でも過去に類似例
(参考記事:尹大統領の支持率下落 理由1位は対日外交…「第三者弁済案」に反対6割
(参考記事:韓国の世論調査で「日本は好印象」が圧倒…20・30代 「否定」の倍以上

© 合同会社WTS研究所