都立初の特化施設「パラトレーニングセンター」調布市に誕生 11競技の練習可能に

調布市に都立の施設として初めてとなる、パラスポーツに特化したトレーニング施設がオープンしました。

味の素スタジアムの一角にオープンしたのが「東京都パラスポーツトレーニングセンター」で、都立の施設としてパラスポーツの練習に特化した施設は初めてということです。式典で小池知事は「来年夏にはフランス・パリでパラリンピックが、2025年には東京でデフリンピックが開催される。この施設から世界の舞台に挑むアスリートをしっかり後押ししていきたい」とあいさつしました。

施設には体育館や多目的室が備わり、パラバドミントンやパラ卓球など11の競技を練習できる環境が整っています。また、障害のない人たちも利用できるトレーニング室でも、レバーを回してシートを動かせば車いすの人でもトレーニングが可能となるなど、器具にも工夫があります。車いすで体を動かす人が利用しやすいように器具同士の距離をおよそ1メートル空け、動線を広く確保するといった工夫もされています。

ついにパラスポーツの新たな拠点が生まれました。4月には車いすバスケットボールの体験会などのイベントが予定されています。

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