季節先取りの暖かさ続く 4月上旬にかけてはかなり高温も 太平洋側は雨多い予想 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)

 気象庁は23日(木)、向こう1か月(3/25~4/24)の天候の見通しを発表した。北・東・西日本では暖かい空気に覆われるため、向こう1か月の気温は平年より高くなりそうだ。特に期間の前半は気温がかなり高くなる所が多い見通し。

1か月予報(日照時間)

 また、北・東日本太平洋側は期間の前半を中心に向こう1か月の降水量は平年並みか多く、日照時間は平年並みか少なくなりそうだ。西日本の向こう1か月の日照時間は、平年並みか少ない見込み。

1か月予報(降水量)

 一方、沖縄・奄美では暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は平年並みか高く、期間の前半を中心に低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は平年並みか多くなりそうだ。

高温に関する情報

高温に関する早期天候情報

 北海道と東北では29日(水)ごろから、北陸、関東甲信、東海、近畿(日本海側)では30日(木)ごろからの5日間ほどは、全国的に平年よりかなり気温が高くなる可能性がある。このため、気象庁はこれらの地域に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意するよう呼びかけている。積雪が多い地域は、落雪やなだれ、急な雪解けにも注意が必要だ。

期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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