花いっぱいで歓迎 田辺市で25、26日に全国大会

大会の主会場となる新庄総合公園(和歌山県田辺市たきない町で)

 「第61回全日本花いっぱい田辺大会」が25、26の両日、和歌山県田辺市たきない町の新庄総合公園を主会場に開かれる。市内の道路沿いや会場周辺が色とりどりの花で彩られ、歓迎ムードを高めている。

 実行委員会と全日本花いっぱい連盟の主催、田辺市とNPO花つぼみの共催。全国から「花いっぱい運動」に取り組む団体関係者らが訪れる。

 大会に向け、市内各地には花の会や町内会、学校、花いっぱいサポーターの人々が育てた花のプランターを配置。新庄総合公園では大会中、事前イベントとして開いた「花いっぱいコンテスト」の入賞作品、「ガーデニングコンテスト」の応募作品を展示する。

 公園では25、26日の午前9時~午後3時、特産品や飲食物のテント、キッチンカーなどが並ぶ「花いっぱい横丁」が催される。

 26日には公園内の野外音楽堂で、よさこい踊りやチェーンソーによる彫刻実演などのステージイベントが開かれる。

 25日午後8時からは、扇ケ浜周辺で歓迎の花火約800発が打ち上げられる。26日午前10時からは紀南文化会館(新屋敷町)で記念式典がある。

 大会中は臨時駐車場を設けるほか、市内を循環するシャトルバスも運行する。詳細は市のホームページへ。

 【花いっぱい運動】 花を通じて社会を美しくすることや人々の気持ちを豊かにすることを理念とした運動。戦後間もない時期に長野県松本市で発祥し、全国に広がった。

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