
[23日 ロイター] - 豪規制当局は23日、マツダの消費者対応を巡る訴訟で、同社が一部顧客に対して誤解を招く行為を行ったが、「不誠実な行為」は行っていないとする判断を連邦裁判所が支持したと明らかにした。
オーストラリアの競争・消費者委員会(ACCC)はマツダが「不誠実な行為」に関与していないとした2021年の判断を不服として上訴していた。
連邦裁は一方、マツダが9人の顧客に対し、欠陥車の交換や返金に関連する権利で49件の誤った説明を行ったとする判断は支持した。
ACCCは、マツダが消費者に対して本来受け取ることができる額よりも低い額を受け取るよう圧力をかけていたと主張していた。
マツダの現地法人は、誤解を招くような行為を行っていたとの判断を裁判所が支持したことに失望したが、不誠実な行為は行わなかったという判断には満足しているとした。