Moto2:小椋藍、開幕戦ポルトガルGP欠場。トレーニングで脱臼骨折した左手首の治療に専念

 3月23日、ロードレース選手権のMoto2クラスに参戦しているIDEMITSU Honda Team Asiaは、小椋藍がアルガルベ・インターナショナル・サーキットで3月24~26日に開催されるMotoGP第1戦ポルトガルGPを欠場すると発表した。

 小椋は、3月1日にスペインのカタロニア・サーキットに隣接するモトクロストラックでトレーニングのアクシデントで左手首を脱臼骨折した。翌日にはバルセロナ市内の大学病院で手術している。

 そのため、スペイン・ヘレスで行われた3月14~15日のプライベートテスト、ポルティマオで行われた3月17~19日の公式テストは不参加。開幕戦に向けて治療とリハビリに専念していた。

 しかし、「まだ完全に回復していないため」開幕戦ポルトガルGPも欠場することがチームより今回アナウンスされた。

 Moto2は2023年からトライアンフエンジンの仕様を更新。この仕様の一部として、回転数制限が14,000rpmから14,400rpmに引き上げられる。昨年ランキング2位となった小椋にとっては、この仕様をテストできていなことから、ライバルからハンデを背負う形となった。

■小椋藍
「残念ながら、今週末に開幕するポルトガルのレースには出場することができません。数週間前のトレーニングで転倒し、左手首を怪我してしまいました。そして回復には思っていた以上に時間がかかっています。リスクを冒したくはないので、ポルティマオでのレースを欠場することにしました。恐らくアルゼンチンのレースからは復帰できると思います。またサーキットでみなさんとお会いできるのを楽しみにしています」

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