【日本代表】森保ジャパン第2章のカギ『左利きのCB』。町田浩樹「ビルドアップの部分で違いを作っていきたい」

「チームでは3バックでプレーすることが多く、その分、立ち位置の工夫をしたり、ウイングバックと連係を図ったり、攻撃する回数も増えていて、いい経験を積めています」

[キリンチャレンジ杯] 日本代表 – ウルグアイ代表 /2023年3月24日19:30/国立競技場

カタール・ワールドカップ(W杯)を経て森保一体制“第2章”初陣となる「キリンチャレンジカップ2023」、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)対ウルグアイ代表戦が3月24日、国立競技場で開催される。今回、冨安健洋(アーセナルFC)の負傷に伴い、追加で初めてフル代表に招集された町田浩樹(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)は、このチャンスをモノにしたいと意欲を示す。

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「ワールドカップで一つの区切りが終わり、そこで培ったものを生かしつつ課題をブラッシュアップし、新しいものを作っていこうとチーム全体で話しています。(チームでは最近控えが続いていたが?)ここ数試合はあまり絡めずにいましたが、1・2月はそれなりにやってきたので、そこは問題ありません」

センターバックの新たな競争へ。町田がその一歩を踏み出す。しかも今回、日本代表を支えてきた吉田麻也(シャルケ04)が招集されず、さらに冨安がケガでいずれも不在に。板倉滉(ボルシア・メンヒェングラードバッハ)がまず軸になりそうだが、町田が争いに加わり突き上げていく存在になる。

「(吉田)麻也くんはワールドカップで高いパフォーマンスを見せていましたが次のワールドカップでは年齢的な部分で、またトミ(冨安健洋)もケガで苦しんでいて、その意味では十分チャンスがあると思います。そこに割って入らなければいけない」

そして森保監督のもと、町田は「自分の特長である空中戦や対人の強さを見せていきたい。今回角田(涼太朗/横浜F・マリノス)選手が来られませんでしたが、左利きのセンターバックの重要性を、森保さんも感じているようです。そこのビルドアップの部分で違いを作っていきたいです」と意欲を示していた。

「チームでは3バックでプレーすることが多く、その分、立ち位置の工夫をしたり、ウイングバックと連係を図ったり、攻撃する回数も増えていて、いい経験を積めています。(東京オリンピック世代のフル代表入りが続いているが?)次の3年半、東京五輪世代が中心になってやっていかなければいけない。その意味では、自分を含め、今回初招集ですが、(同世代で)もう長くやっている選手も多いので、僕も成長していきたいです」

そう淡々と語る25歳のセンターバックがレギュラーを奪いに行く凄みを見せることができるか。2026年に向けた新たな旅の始まり、森保監督もまず是が非でもチャンスを掴もうとするギラギラとした新戦力の台頭を楽しみにしている。

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