きょう24日(金)も全国的に気温が高く、続々と桜の便りが届いている。午前中は福島でも開花発表があり、さくら前線は過去最も早く、東北地方に到達した。
ただ、天気は午後も東日本や西日本では雲がとれにくく、夕方以降は太平洋側を中心に雨の降る所がある見込み。
土日も天気は安定せず、東日本や北日本を中心に寒の戻りとなりそうだ。
気温上昇で桜の便り続々 東北でも開花発表
気温はきょうも全国的に平年を上回り、この時季としては暖かくなっている。
午前中から桜の便りが続々と届き、甲府で満開、鹿児島、神戸、大分、福島では開花の発表があった。(※11時現在)福島の開花は平年より2週間も早く、桜前線は過去最も早く「みちのく入り」したことになる。
きょうの最高気温は特に関東甲信や東海で高く、東京や名古屋では24℃予想と、夏日に迫る暖かさとなる見込み。北日本でも5月並みの所があるため、雪が残っている所では、なだれや落雪などに注意が必要だ。
今夜は太平洋側で雨の所も
きのう広く雨を降らせた雨雲は東に抜けたが、南海上には前線が停滞しており、全国的に雲が多くなっている。午前11時現在、北陸や山陰など一部、雨雲がかかっているが、午後も東日本や西日本ではスッキリしない空模様が続きそうだ。
夕方以降は関東周辺でも雨雲が発生し、夜は傘が必要な雨となる見通し。東京ではちょうど桜が見ごろを迎えているが、夜桜見物へは雨具が必要となる。また、九州南部や四国など西日本でも夜は雨雲がかかるため、折り畳み傘を準備しておきたい。
土日は気温ダウン
今週は日中だけでなく、朝晩も気温の高い日が続いていたが、この暖かさは一旦、きょうまでとなりそうだ。
あす25日(土)の最低気温は平年よりはまだ高いものの、けさと比べると大幅に下がる見込み。日中も東日本や東北ではきょうより大幅に低くなり、空気がヒンヤリと感じられそうだ。
あさって26日(日)はさらに下がる所が多く、平年を下回る所もある見込み。
(気象予報士・多胡安那)