コロナ禍乗り越え修了式 岡山県内の公立小中513校

担任教諭から修了証を受け取る児童=岡山中央小

 岡山、倉敷、玉野市など県内26市町村の公立小中学校513校で24日、2022年度の修了式があった。児童生徒は新型コロナウイルス禍にも負けず1年間励んだ学習などを振り返り、新しい学年への期待を抱いて春休みに入った。

 岡山市北区弓之町の岡山中央小では、これまでの始業式や終業式と同様に校内のテレビ放送で式があった。小川泰永校長は「コロナで大変な中でも、みんなの頑張りのおかげでたくさんの笑顔を見ることができた」と話し、1~5年生約630人に「感染症に十分気を付け、4月には今のままの元気な姿を見せて」と呼びかけた。

 式終了後、1年B組では担任の藤田ほのか教諭(25)が児童一人一人に「よく頑張りました」と、初めての修了証を手渡した。女児(7)は「みんなと一緒に勉強できて楽しかった。2年生になったら算数を頑張りたい」と話した。

 23年度の始業式は、県内多くの市町村で4月7日に行われる。

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