圧巻シダレザクラ、秩父の寺で見頃迎える 樹齢600年、高さ15メートルで客圧倒 ライトアップで夜も絶景へ

満開を迎えたエドヒガンザクラ=21日午前、秩父市荒川上田野の清雲寺

 埼玉県秩父市荒川上田野の清雲寺でシダレザクラが見頃を迎えた。境内にはエドヒガンザクラとチチブベニシダレザクラが計約30本植えられている。エドヒガンザクラは満開(23日時点)となり、見物客を楽しませている。

 県指定天然記念物のエドヒガンザクラは樹齢約600年で、樹高は15メートルにも及ぶ。市荒川総合支所によると、開花は昨年より12日間も早く、過去最速。遅咲きのチチブベニシダレザクラは来週に見頃を迎える予定。

 ライトアップは31日、4月1、7、8日の計4日間(いずれも午後6時~同8時)行われるが、同支所は「4月7、8日はほとんど散ってしまっている状態かと思うので、早い時期に観賞を楽しんでほしい」と呼びかけている。

 問い合わせは、同支所地域振興課(電話0494.54.2114)へ。

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