フランスの新主将エムバペ、落選のグリーズマンに同情。『わかる』

昨年末のFIFAワールドカップ・カタール2022を最後に、長年キャプテンを務めてきたウーゴ・ロリスが代表引退を表明したフランス。

それを受けて新しいキャプテンを選出しなければならなくなり、ディディエ・デシャン監督は24歳のキリアン・エムバペを後継者に指名した。

ただ、自分がキャプテンにふさわしいと考えていたアントワーヌ・グリーズマンがその選択に反発しており、一部メディアでは『代表引退も考えている』という報道まで出されていた。

『ESPN』によれば、フランス代表で記者会見に臨んだエムバペは、メディアの質問に対して以下のように話していたという。

キリアン・エムバペ

「デシャン監督は、僕がチームを纏める選手になることを望んでいる。世代間のリンクを作りたい。

フランスのキャプテンになれば、それは避けて通れないもの。新しい責任だ。僕はそれを自然に引き受けるつもりだ。プレーの方法も変えるつもりはないし、振る舞い方も変えることはない。

(グリーズマンは失望していた?)

それは予想していたよ。『僕だって同じ反応をすると思う』と彼には言ったよ。

彼はおそらくデシャン監督の下での最も重要な選手だ。だから、キャプテンだからといって僕は彼の上司になるわけではない。

僕と彼は手を取り合ってこのチームが世界的なレベルで力を発揮できるように務めていくんだ。彼がなにかチームに言いたいことがあるならば、僕は膝を突き合わせて耳を傾けるだろう」

【関連記事】10代なのにキャプテンを任された怪童6人

エムバペ自身はすでにグリーズマンと話しており、一緒にキャプテン的な役割を担っていきたいと考えているようだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社