品川区のすし店店長をなたで切り付け、男が逃走中 都内で強盗事件相次ぐ

東京都内で強盗事件が相次いでいます。3月23日未明には品川区のすし店に男が押し入り、80代の店長の男性をなたのような刃物で切り付けました。男は今も逃走中です。

3月23日午前3時半ごろ、品川区中延のすし店で店長の男性から「刃物で頭をたたかれた」と110番通報がありました。事件現場は近くに東急大井町線の中延駅やアーケード街もある、飲食店などが立ち並ぶ車や人の通行も多い道路沿いにあります。

警視庁によりますと、閉店後のすし店の勝手口から男が押し入り、中にいた80代の店長の男性を脅し、なたのような刃物で男性を切り付けて逃走したということです。被害者が搬送される様子を目撃した被害者の知人は「おやじさんが頭をタオルで押さえて、結構血が出ていた。(被害者は)かなり顔面蒼白(そうはく)だった」と証言しました。男性は頭の骨を折るなどの重傷を負いましたが、搬送時に意識はあったということです。すし店は長年、高齢の店長が1人で切り盛りをしていたということで、被害者を知る人からも「えらいことになったよね。けがが心配。早く捕まってほしい」と、不安の声が聞かれました。

逃げた男は50歳ぐらいで身長およそ170センチの痩せ形、黒い上着で黒いキャップ帽をかぶっていたということです。警視庁は強盗傷害事件として逃げた男の行方を追っています。

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