国民スポーツ大会、沖縄誘致へ 県議会委員が陳情を採択 「夢や希望を与え、郷土の発展に貢献」

 沖縄県議会経済労働委員会は23日、2034年に開催される第88回国民スポーツ大会(2巡目大会)の沖縄招致に関する陳情を採択した。今後は本会議で議決したあと、県知事と県教育長、県スポーツ協会会長が連名で開催要望書を日本スポーツ協会会長と文部科学大臣あてに提出する。県議会決議後、4月には市町村に理解を求めるための説明の機会を設ける。

 県は本土復帰を記念した特別大会として1973年に若夏国体が、87年には復帰15周年を記念して第42回大会の海邦国体が開催されている。

 県スポーツ協会の渡嘉敷通之理事長は「同大会の誘致は、子どもたちに夢や希望を与えるとともに、地域の活性化や観光振興など郷土の発展に大きく貢献する」と話し、県議会での決議の可決を求めた。

 (與那覇智早)

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