オープン戦28日目 菊池が5回無失点 ヌートバーも早速スタメン出場

日本時間3月24日、メジャーリーグは2023年レギュラーシーズンの開幕まであと1週間となった。ブルージェイズの菊池雄星はツインズ戦でオープン戦6度目の先発登板。5回88球を投げて被安打3、奪三振9、与四球1、無失点という素晴らしいピッチングを見せ、2勝目(1敗、防御率1.00)をマークした。侍ジャパンの優勝に貢献したカージナルスのラーズ・ヌートバーはチームに合流し、ヤンキース戦で早速スタメン出場。1打数0安打1四球で途中交代した。レンジャーズの筒香嘉智はアスレチックス戦に途中出場。2打数0安打だった。

侍ジャパンの優勝翌日に「チームのみんながお祝いしてくれた」という菊池は、先発5番手の座をほぼ手中に収めているが、開幕ローテーション入りを決定付ける見事なピッチングを披露した。初回はカルロス・コレアに内野安打を許したものの、3つの三振を奪って無失点。2回裏は一死から四球を与えたが、マーク・コントレラスをセカンドゴロ併殺打に仕留めた。3回裏は一死からエリオット・ソトに三塁打を浴びたものの、後続2人を抑えて無失点。4回裏と5回裏も走者を1人ずつ出しながらも無失点に抑え、5回3安打9奪三振無失点でマウンドを降りた。ブルージェイズは菊池の好投もあり、3対0でツインズに勝利している。

日本で一躍人気者となったヌートバーは、カージナルスがフロリダ州でキャンプを行っているため、スムーズにチームに合流し、「7番・左翼」でスタメン出場。2回裏の第1打席はファーストゴロに倒れたが、5回裏の第2打席は四球を選んで出塁し、トミー・エドマンのタイムリーで同点のホームを踏んだ。7回表の守備で交代したため、第3打席は回ってこず。カージナルスは1対1でヤンキースと引き分けた。

筒香はアスレチックス戦に6回表の守備から途中出場。ナサニエル・ロウに代わって「3番・一塁」に入ったが、7回裏の第1打席はレフトライナー、8回裏の第2打席はファウルチップで三振に倒れた。試合は7対7の引き分けで終了している。

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