坂本昌行が「ノンストップ!」で約11年間務めた料理コーナーを卒業。「心から感謝しています」

フジテレビ系情報番組「ノンストップ!」(月~金曜午前9:50)内で、坂本昌行が約11年担当してきた料理コーナー「One Dish」が、3月31日に最終回を迎えることが分かった。

「One Dish」は、いつもよりちょっぴりぜいたくな、一手間かけた1皿を坂本が放送中に“生料理”し、週末のおすすめのレシピとして紹介する金曜の人気コーナー。2014年には、番組内で紹介したレシピの中から60品をセレクトした、坂本初のレシピ集「坂本昌行のOne Dish」(扶桑社)も出版した。

スタジオで料理をするだけでなく、自ら食材を探しに東京・築地市場をはじめ、さまざまな商店街や農家などへ直接買い出しに行き、仲買人や生産者に出会い、食材の特徴やこだわりなどを教わり食材の大切さを、視聴者に伝えてきた坂本。生放送のスタジオで料理をする体制になってからは、料理にまつわるクイズを出題している。食材の豆知識や活用法を紹介しながら、クイズのヒントをめぐる、MCやゲストとの掛け合いも話題に。手軽に挑戦しやすいをコンセプトに、作り出したレシピは約600品にもなる。

「ノンストップ!」の番組開始から、料理コーナーを続けてきた坂本は「たくさんの方たちと触れ合い、食材と出合い、本当に楽しくお料理ができたこと、心から感謝しています」と率直な思いを述べる。加えて、これまでの放送を振り返り「たくさんの商店街に行ったことが一番印象深く、商店街の焼き鳥屋さんを見つけては、鶏皮の焼き鳥をたくさん食べた」と明かした。なお、今まで作ったレシピの中では「きゅうりと鶏むね肉を使った春巻き」「セロリギョーザ」がお気に入りだったとのこと。

番組を手掛ける平岡大二郎チーフプロデューサーは「坂本さんは、番組開始当初から11年間、『ノンストップ!』のために多くのレシピを送り出してくださり、感謝の言葉しか思い浮かびません。一言で11年と言っても、当時見ていた小学生が、親として坂本さんのレシピで料理を作っているかもしれないと思うと、非常に感慨深いです。坂本さんがこのコーナーにささげてくださった愛情を、きっちりと引き継ぐようなコーナーを新たに準備していますので、ご期待ください」と語っている。金曜の料理コーナーの後任については、後日発表される。

© 株式会社東京ニュース通信社