現代ジャズ界のトッププレイヤーが集結したスーパー・グループ、アルテミスが新作リリース

photo by Ebru Yildiz

現代ジャズ最高峰の女性プレイヤーが集まったスーパー・グループ、アルテミス(ARTEMIS)が、3年ぶりとなるニュー・アルバム『In Real Time』を5月5日にリリースすることが決定。あわせて、先行シングル第1弾「Lights Away from Home」の配信がスタートしている。

<YouTube:Lights Away from Home

前作に引き続きブルーノートからのリリースとなる本作には、ピアニスト兼音楽監督のリニー・ロスネス、トランペッターのイングリッド・ジェンセン、ベーシストの上田典子、ドラマーのアリソン・ミラーに加え、新たにテナーサックスのニコール・グローヴァー、サックスのアレクサ・タランティーノが参加。それぞれのオリジナル曲に加え、ウェイン・ショーターやライル・メイズの楽曲のカヴァーも収録されている。メンバーの即興的な強さと作曲家としての才能が際立っている注目作だ。

先行シングル第1弾「Lights Away from Home」は、ニューヨーク北部の小さな孤島で流星群を見たときにインスピレーションを受け上田典子が作曲したもので、アルバムの冒頭を飾っている。

本曲について、上田は「翌朝、流星を見た岩の上に座って、その時の興奮を思い出しながらスケッチをしました。ポジティブで明るい雰囲気のものを書こうというのが狙いでした」とコメント。

2020年にデビューしたこのグループは、「さまざまなスタイルやムードを優雅に行き来し、権威と遊び心を交互に鳴らす能力がある。アルテミスとは、優しく、しかし力強く、期待を覆すという意味だ。その音楽は、新鮮な視点を求めるニュアンスの主張のように感じられる」(ウォール・ストリート・ジャーナル)、「このグループの能力の高さは驚異的だ」(ダウンビート)、など多くの称賛を集め、デビュー・アルバムも商業的な成功を収めた。

そんな中、今回リリースする新作について、メンバーであるアリソン・ミラーは、「ニュー・アルバムは、集団と個人を正当に表現しています。バンドとしての成長は火を見るよりも明らかです。最初のレコーディング以来、より強固になった信頼関係があり、ケミストリーが感じられると思います」と語っている。

■リリース情報

アルテミス AL『In Real Time』
2023年5月5日リリース
stream & download→https://lnk.to/ARTEMIS_InRealTimePR

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