上白石萌歌が「The Covers」の新MCに。「カバーそのものへの愛が深まりそう」

上白石萌歌が、4月から、NHK BSプレミアムの音楽番組「The Covers」(日曜午後10:50)の新MCに就任したことが分かった。日本の音楽シーンを代表するアーティストが、思い出深い名曲をカバーする同番組は、この4月に番組スタートから10年目を迎える。音楽を深く愛する上白石は、リリー・フランキーと共に時代に刻まれる名曲たちの魅力を発信していく。

「以前(adieuとして番組で)歌わせていただいたことがあり、本当に“音楽愛”にあふれた番組だなと思っていました」とゲスト出演した際の印象を明かす上白石は、「出演する前からこの番組のことをすごく好きでしたし、MCを務めることによってどんどん『The Covers」への愛や、カバーそのものへの愛などが深まりそうだなと思っています。音楽が本当に心から大好きなので、たくさんの音楽を新たに知ったり、曲を深く掘れることへの期待があります」と意気込む。

また、放送に向けて、「たくさんのミュージシャンの方とお会いする機会が増えて、新しいコミュニティーが生まれることが楽しみですし、リリーさんといろいろなお話をしていくことが何より楽しみなので、1人の“カバーズファン”として成長していけたらいいなと思います」とアピールしている。

そして、リリーは「adieuとして、ミュージシャンとしての萌歌ちゃんもとても素晴らしいし、すごく清潔感のある方。何よりもとても音楽に造詣が深いので、また音楽仲間と一緒に音楽番組ができるのが楽しみですね。番組の中でも歌ってもらいたいですし、いろんな好きな音楽の話とかも聞きたいですし、僕も楽しみにしております」と期待を寄せる。

加えて、放送10年目に向けては、「10年続きまして、これも本当に番組をご支持してくださっている皆さまと、たくさんの労力をかけて練習をしてくださりスタジオ収録からトークまで、お付き合いくださったミュージシャンの方のおかげだと思っております」と感謝の意を表しつつ、「10年前とカバーをするという意味合いが少しずつ変わってきております。サブスクで音楽を聴く時代になりましたので、古い曲と新しい曲という区別が今あまりない中、この10年経って一番変わったことは、音楽の存在がジェネレーションにあまり関係がなくなったということだと思います。これからもカバーをされる音楽は増え続けるでしょうから、その時間に僕たちがなるべく長く寄り添えるように頑張ります」と語っている。

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