2026年も侍ジャパン! ヌートバーが大谷と「次回も日本代表で出場する」と約束

@Getty Images

侍ジャパン史上初の日系メジャーリーガーとして多くのファンに愛され、3大会ぶりの優勝にも大きく貢献したラーズ・ヌートバー(カージナルス)。3年後の次回大会でも侍ジャパンのユニフォームを着てほしいと期待するファンは多いはずだ。

地元紙「セントルイス・ポスト・ディスパッチ」のデリック・グールド記者によると、ヌートバーは「2026年のWBCも日本代表として出場する」という約束と引き換えに、大谷翔平(エンゼルス)から高級腕時計をプレゼントされたという。もしヌートバーが次回のWBCに侍ジャパンとして出場しなかった場合、その腕時計を返却するという話になっているようだ。ヌートバーは「もし声がかかれば、約束を守って日本代表でプレーするよ」と話している。

ただ、日本の野球ファンが日本でヌートバーが活躍をする姿を見るのは、3年後のWBCまで待たなくてもいいかもしれない。カージナルスは球団の方針として、自分たちのブランドを世界中に広げることを目指しており、今季は初めてNPBを中心に活動する専任の国際スカウトとして大慈彌勲氏を採用。また、6月にはイギリス・ロンドンで公式戦2試合を主催する。さらに、今後はアジア開幕戦や日本開幕戦、日米野球や韓米野球といった企画にも参加できるよう、MLBへの働きかけを行うつもりだという。

オリバー・マーモル監督は昨年12月、今季のヌートバーの起用法について「(ポジションがどこになるかはわからないが)毎日プレーすることになるだろう」とレギュラーとして起用する方針を明かしていた。MLBでは主にライトを守っているヌートバーだが、侍ジャパンでは正中堅手として活躍し、もちろんレフトの経験もある。ディラン・カールソン、タイラー・オニール、有望株ジョーダン・ウォーカーといった他の外野手との兼ね合いも考慮しつつ、日々ポジションを変えながらレギュラーとしてプレーすることが期待される。

今季ヌートバーが活躍すれば、球団の狙い通りに、日本を中心としたアジアでのカージナルスの注目度は格段にアップすることになるだろう。「期待の若手」から「カージナルスの主力」、そして「MLBのスター」へと成長を遂げたヌートバーが再び侍ジャパンのユニフォームを着る日を楽しみに待ちたい。

© 株式会社SPOTV JAPAN