メッシも出場経験…国際カップの舞台に福井の小学6年生 柳太心君、レアルのスカウトの推薦受けメンバー入り

MICに出場する日本のチームメンバーに選ばれた柳太心君=福井市飯塚町の飯塚中央公園

 ジュニアサッカーの国際大会「地中海国際カップ(MIC)」(4月5~8日・スペイン)に出場する日本のチームに、福井市の飯塚中央FCのFW柳太心君(小学6年)がメンバー入りした。同大会にはアルゼンチン代表のメッシ選手らスター選手も幼い頃に出場している。柳君は「憧れのメッシ選手が立った舞台だから楽しみ。海外チームと戦い技術を高めたい」と本番を待ち望んでいる。

 MICには、世界のプロサッカークラブ下部チームやアカデミーチーム約370団体から6500人以上が参加する。日本から挑むのは4チームあり、柳君はスポーツ留学あっせん会社「ワカタケグループ」(神奈川県)のチームメンバーとなった。

 昨年11月、同チームの選手選考を担うサッカークリニックに参加。約100人の中から、講師を務めたレアル・マドリード(スペイン)のスカウトコーチの推薦を受けメンバー入りした。同クリニックの主催社によると▽状況に応じたプレーができる▽ポジション取りに優れる▽状況判断に優れる―などと評価されたという。

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 柳君は小学1年からサッカー教室に通い始めた。教室がない日も近くの公園で毎日のように練習し、動画投稿サイト「ユーチューブ」で海外選手のプレーを見るなどもしていたという。小学4年からは飯塚中央FCに所属し、今では主力に成長。チームを今年1月のゼビオカップU―12の部で優勝、2月の県フットサル選手権で準優勝に導いている。

 今月中にMIC出場チームの強化練習に参加し、4月上旬にはスペインに向かう。柳君は「将来はワールドカップに出るのが夢。高いレベルの海外選手と戦って、精度の高いパスやシュートを学びたい」と意気込んでいる。

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