岡山県教委は24日、2022年度末教職員の人事異動(4月1日付)を発表 / 岡山県

県教委は24日、2022年度末教職員の人事異動(4月1日付)を発表した。異動総数(退職者含む)は公立学校の小・中・高・支援学校教職員2889人(前年度3127人)と、事務局員等職員358人(同365人)の計3247人。このうち新採用の総数は教職員406人、事務局等職員は14人。美作地域関係の異動と新採用の合計は高校131人、中学校147人、義務教育学校26人、小学校270人、支援学校36人、事務局職員27人の計637人。
「第3次晴れの国おかやま生き活きプラン」と「第3次県教育振興基本計画」に基づき、学力向上や不登校・問題行動への対策などとともに、「夢育」の推進や教育の情報化に引き続き重点的に取り組む。2024年度からの高校再編整備アクションプランの策定を控え、高校のさらなる魅力化を推進する。教職員が意欲や使命感を持って能力を十分発揮できるよう、適材を適所に配置した。
【教育庁、機関、県立学校の事務職員について】知事部局や市町村との人事交流、女性管理職の積極的登用を行った▼高校魅力化の推進=高校教育課高校魅力化推進室の執行体制、自治体の機能強化を図った。当該自治体への職員派遣も行う▼教育の情報化の推進=GIGAスクール構想について、教員間の指導力などに差があることから、執行体制を強化した▼国からの人材登用=引き続き教育次長に文部科学省から職員を登用▼市町村との交流=県文化財保存活用大綱に示す市町村支援の一環として、市町村職員の埋蔵文化財発掘調査技術などの資質向上を図り、双方の組織の充実・活性化のため市町村との職員相互派遣を引き続き行う▼女性管理職の登用=課長級以上の登用率20・8%(2021年16・8%)
【公立学校の教職員】県教委人事異動要綱、県公立学校教員など人材育成基本方針に基づき、適材を適所に配置▼長期欠席・不登校対策のための自立応援室の拡充=自立応援室設置校を小学校8市町村11校、中学校16市町村32校に拡充し、それぞれに専属教員を配置したうえで中学校には市町村費の支援員も加えて配置する▼専科教員の増員=小学校において、英語専科教員を62人配置し、兼務により165校で専科教員による指導を実施。英語以外の専科教員も135人に増員し、小学校の教科担任制を推進する▼義務教育学校への教職員の配置=県内(岡山市除く)で初めての義務教育学校となる美咲町立旭学園の開校に伴う教職員の配置▼女性・若手管理職の登用=女性管理職と資質能力を有する若手の登用を進めた▼退職校長の再任用=新たに6名の再任用校長を配置した。

© 津山朝日新聞社