瀬戸内・邑久高生徒に県わかば賞 車引き上げ協力や運転者救助

県わかば賞を贈られた邑久高生

 脱輪した車の引き上げや運転者の救助に協力したとして、邑久高(瀬戸内市邑久町尾張)の生徒5人と陸上部、野球部に青少年の善行をたたえる「県わかば賞」が贈られた。

 5人は1年生の梶藤大駆さん、大地琉依さん、梶藤空蓮さん、小引絢太さん、西山優和さん。昨年6月20日朝、登校時にJR邑久駅付近の溝にタイヤが落ちて動けなくなった車を見つけ、車の引き上げに協力した。

 陸上部は1、2年生5人が1月4日、野球部は1、2年生13人が同20日、学校裏の溝に落ちて動けない車を練習中に見つけ、車体を引き上げ運転していた高齢男性を救助した。

 伝達式は20日、同高であり、県青少年相談員の蟻正博美さん(73)と松尾敦さん(63)=ともに瀬戸内市=が訪問。生徒に賞状と盾を手渡した。

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