【1/2】山本一慶さんはオフでもツッコミ役!?|『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Party Live-、『Trickstar』キャストインタビュー

1,300万ダウンロード突破の人気アプリ『あんさんぶるスターズ!』舞台化シリーズのライブ公演、『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Party Live-が2023年3月25日(土)・26日(日)にぴあアリーナMMにて開催されます。

2016年から始まった『あんステ』は、『Trickstar』と『Eden』の頂上決戦を描く『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Witness of Miracle-にて、昨年11月に『キセキ』シリーズとしてのクライマックスを迎えました。同公演の千秋楽にて、4年ぶりとなるライブ公演の実施が発表され、盛り上がりをみせています。

本記事では、夢ノ咲学院に革命を起こした新進気鋭の 正統派アイドルユニット『Trickstar』を演じる山本一慶さん(氷鷹北斗役)・竹中凌平さん(明星スバル役)・松村泰一郎さん(遊木 真役)、谷水 力さん(衣更真緒役)の独占インタビューを前後編に分けてお届け! 仲良しすぎて収拾がつかない場面もありつつ、4人だからこそ出てしまう“素顔”をぜひお楽しみください。

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▲写真上段左より山本一慶さん(氷鷹北斗役)、谷水 力さん(衣更真緒役)、下段左より松村龍之介さん(遊木 真役)、竹中凌平さん(明星スバル役)

仲良し具合が“更新”されていく――家族のような4人

――今日は全員、白黒のお衣装ですが、打ち合わせされたのでしょうか……?

全員:全く‼

谷水:こんなに白黒率が高いなんて……。

松村:逆に申し訳ない気持ちです。

山本:僕はもう1着、青い衣装も持ってきていたんですが、これは逆に浮いてしまうと思って、もはや合わせました。

竹中:1人だけ赤‼とかいう人がいなくて逆に良かったよね(笑)。

――それだけ気が合うメンバーということですね。改めてそれぞれお互いに対する印象は?初めて会った時の印象から大きく変わった人はいますか?

山本:僕の中ではですが、凌平の印象が出会った時から全然変わらない。

谷水:打ち解けるの早かったよね。人との距離感が近すぎる(笑)。

竹中:そんなことないよ⁉ 結構恐る恐る踏み込んだからね!(笑)僕は皆の印象、すごく変わりました。

山本:え、聞きたい!

竹中:まず力はね……第一印象は、僕と顔の系統が近いなって(笑)。

谷水:真似すんなよ~!

竹中:おい、こっちの方が年上だから真似してるならそっちだぞ(笑)。もともと共通の知り合いはいて、お互いの存在は知っていたんですよ。それでやっと共演できて、今では仕事仲間ではあるし、年下だけど……なんかもう“友達”って感じです。ひたすら「いいやつだな!」って思っています。

谷水:僕もダチだと思っています(笑)。

竹中:一慶さんはクールな人なのかなって勝手に思っていて……。

山本:僕、後輩に怖がられがちなのよ。

谷水:でも確かに最初ちょっと怖かったかも(小声)。

山本:何で!こんなに優しいのに!

谷水:……目が大きいからかな。

山本:お前も大きいだろ!(笑)

谷水:(笑)。何でだろうな……自分の世界観がしっかりある人だから、かな。ちょっと恐れ多いな、みたいな。

山本:なるほどな。人間は自分の理解の及ばないものを恐れるからね。

谷水:真顔でそういうこと言うところだよ!

竹中:でもこういうフランクなやりとりが僕も出来るようになって、面白い人なんだなって印象がすごく変わりました。だから第一印象と一番ギャップがあるのは一慶さんなのかも。

山本:いい意味で変わったならよかった!

松村:僕は?僕の第一印象ももらっていい⁉

竹中:泰さんは『あんステ』より先に別の作品で共演したんですけど、全然絡みがなかったんですよね。

松村:そう!だから稽古場でもあんまり話さなくて……僕の中では(竹中さんは)クールで一匹狼な印象だった。

竹中:そんなことないよ⁉ 結構周りと話してたよ⁉

谷水:……本当に同じ舞台出てた?(笑)

松村:出てた出てた!(笑)ただ一言も会話するシーンがなかったの!

竹中:だから『あんステ』で再度共演できて、こんなに優しくて話しやすい人だったんだ、あの時からもっと仲良くしたかったな~!って思いました。

松村:本当だよね‼

山本:(松村さん・谷水さんに)僕らお互いの第一印象覚えてる?さっき力にはちょっと怖かったって言われたけど(笑)。

松村:第一印象は正直あやふやだけど、ただただ、力が大人になったなぁって思う……。

山本:わかる‼大人になった!

――谷水さん、『あんステ』初演の時はおいくつでしたか?

谷水:19歳です。今は26なので……もう7年経ったのかと。

松村:シリーズものの作品をやっていると、定期的に会うのでどんどん思い出が更新されていって……最初の方の記憶が曖昧になっちゃうんですよね。なので第一印象といわれると「力、若かったよね」くらいしか出てこなくて(笑)。

山本:今日もちょっと久しぶりに4人で会ったんですけど、すぐにいつものノリになっちゃって。もうなんというか、“そういう域に達している”という感じです。

役と自分がリンクしていく?4人でいる時のツッコミ役は……

――「『あんステ』TtM」「『あんステ』WoM」の時の舞台裏の思い出エピソードはありますか?

谷水:舞台裏でもずっと一緒にいました。めちゃくちゃ嬉しかったことがあって……いつもは本番が終わったら秒で帰る一慶くんが、僕らのことを待っていてくれたんですよ。

山本:僕だけ地毛だから……手櫛で氷鷹北斗から山本一慶に戻るんです(笑)。

竹中:だから一慶さんが全キャストの中で1番帰り支度が早いんですけど、他の『Trickstar』の3人が全キャストの中で最も遅い3人なんですよ。

山本:そう!尋常じゃなく遅いんですよ、この人たち!

谷水:それを「早くして~!」って言いながらも待っていてくれたんですよ。

松村:違うよ、待ちたかったんだよね?みんなと一緒に帰りたかったんでしょ?

山本:…………それは、哲学的な話になるな……。

松村:難しいこと言って!(笑)1人で帰るの寂しいんでしょ!

山本:(笑)。寂しいっていうか、4人でいるのが楽しくて。

谷水:嬉しい~‼地方公演の時も含めて、ずっと4人でいたよね。

竹中:オフ日もホテルの部屋で、4人でゲームしてました(笑)。

松村:なのに、公演期間が終わると本当にスケジュールが合わなくて会えなくなっちゃうんですよ……。

谷水:グループラインだけはずっと動いていて、ご飯行こうよ~とか、○○しようよ~って話にはなるんですけど、全然予定が合わないんですよね。

山本:また公演があれば会えるからいいか、くらいの気持ちなので、必死にスケジュール合わせる感じでもないしね。特に今回は「『あんステ』WoM」の後に『あんステライブ』が決まっていたから……。ねえ、ところで今のところ僕の帰り支度のエピソードしか出ていない気がするんだけど舞台上の思い出の話!何かない?(笑)

谷水:「『あんステ』WoM」の思い出……裏で『Eden』の曲をずっと3人で踊っていました(笑)。

竹中:僕以外の3人でね!

山本:スバルの重いエピソードが絡む話だったので、凌平は芝居に集中して、そこに混ざる空気じゃなくて。

松村:僕らも集中はしているんだけども!

山本:もちろん‼それはそうなんだけど。僕ら3人は凌平を見守りながら、気合入れとして『Eden』の曲を踊っていました。

竹中:楽しそうだったよ⁉(笑)

山本:だってスバルが落ち込んでいる時に、僕ら3人までズーンとした空気だったら嫌じゃない⁉

竹中:確かに。元気出ました。

谷水:『あんステ』あるあるというか、前作の「『あんステ』TtM」だと真緒が精神的に追い詰められているシーンがあったんですが、そういう時って『Trickstar』の他のメンバーと裏の導線でも全然会えないんですよ。

山本:「『あんステ』TtM」の時の2幕、力、裏でもずっと1人だったもんね。

竹中:だからこそ、舞台上で合流できた時、なおさら嬉しかった!スバルとしても、自分としても。

松村:逆に「『あんステ』WoM」の時は裏でも表でも僕と力はずっと一緒にいたかも。2人で歌う曲もあったし!

谷水:そう、だから物語の中の『Trickstar』と不思議とリンクしているんですよ。だからこそ、あの最終局面のシーンは、スバル――凌平は1人で集中して話すことを考えている時間だったなと。

竹中:前半は割と一慶さんと一緒にいましたけどね。

山本:日替わりのダメ出ししてたね。

竹中:もう日替わりの話は……思い出したくない(笑)。

松村:声が震えてるのよ!(笑)

――2作品を経て、ユニットとして成長したなと思う瞬間はありましたか?

谷水:『BREAKTHROUGH!』を歌っている時がよかったなぁって。いい意味でこれまでの『Trickstar』の曲っぽくはないのですが、ストーリーとしては、真緒が帰ってきて、新たな完全体の『Trickstar』が生まれたなっていう感じで披露できるのが、すごく嬉しくて印象的でした。

松村:僕は最後に歌う『Infinite Star』が思い出深いかな。それぞれのキャラクターの掘り下げがあって、これまでのストーリーがあって、それが積み重なった上で、あの曲を4人で楽しく歌えるっていうのが、すごく幸せで。

谷水:『Trickstar』って曲中でメンバーと目が合うことが多くて、それがこのユニットの良さだと思っているんですよね。メンバーの顔を見ると感慨深くなりますね。

竹中:(谷水さんと松村さんの)2人の曲(『1st SING-ALONG☆』)の時、お客様からは見えないところで、2人でウィンクし合ってたんでしょ?

谷水:そう(笑)。あれ、なんとBlu-ray&DVDには収録されたらしいですよ。

山本:え、どうやって⁉

谷水:ちゃんとカメラで抜いてくれて、上手いこと編集してくれたみたいです。

松村:嬉しいよね‼『あんステライブ』でもどれだけお客様の見えないところでウィンクできるかやろうよ。

山本:僕らもいるからね⁉

松村:あ、大丈夫、力とやるから(笑)。

山本:そう……。凌平!凌平の思い出の曲は⁉(笑)

竹中:(笑)。「『あんステ』TtM」で最初に歌った『HEART→BEATER!!!!』がやっぱり印象的です。僕にとってはお披露目で、緊張もしましたけど、裏でもみんながいつも通りにやろうねって言ってくれたので、『Trickstar』好きだな~って思いながらステージに立ちました。

松村:あとは成長したなと思ったのは、4人で、本当に打ち合わせなしの日替わりがバチっと決まった時……。

谷水:なんか分からないけど上手く……

山本:いや、いってないよ⁉ 上手くいってはないからね⁉

他3人:(笑)。

山本:揃った時はあった!そういう時は僕も「おお!」って思うんですよ。でもその後、誰も終わらせる方向にもっていかないのよ!

谷水:みんな欲しがりだからね。

山本:僕だけ‼「決まった~!」っていい感じのネタが揃った時に、そこから終わらせようと頑張っているのは‼

松村:楽しい時って……続けたいじゃん?

山本:まっつーは日替わり始まる前から、袖でもずっとニコニコ楽しそうにしてるもんな(笑)。

松村:一慶くんがヒヤヒヤしている時、僕はワクワクしています(笑)。

⇒インタビュー後編(⇒https://numan.tokyo/feature/nmciczsu/)では、他のユニットで気になるキャラクターについてや、“パーティー”や“沼”にちなんだ4人のプライベートが垣間見える質問などをお届けします。お楽しみに!

文・取材:通崎千穂(SrotaStage)
撮影:徳永 徹

作品概要

■公演タイトル:『あんさんぶるスターズ!THE STAGE』-Party Live-

■原作:『あんさんぶるスターズ!』(Happy Elements株式会社)

■キャスト
氷鷹北斗:山本一慶
明星スバル:竹中凌平
遊木 真:松村泰一郎
衣更真緒:谷水 力

月永レオ:橋本祥平
鳴上 嵐:北村 諒
朔間凛月:荒牧慶彦
朱桜 司:北川尚弥

守沢千秋:佐伯 亮
深海奏汰:井澤巧麻
南雲鉄虎:中西智也
高峯 翠:松井勇歩
仙石 忍:深澤大河

鬼龍紅郎:武子直輝
神崎颯馬:神永圭佑

仁兎なずな:大崎捺希
紫之 創:熊谷魁人
真白友也:宮崎 湧
天満 光:奥井那我人

三毛縞 斑:横井翔二郎

乱 凪砂:松田 岳
七種 茨:橋本真一
漣 ジュン:岸本勇太

朔間 零:小南光司
日々樹 渉:安井一真
斎宮 宗:山崎大輝
逆先夏目:木津つばさ

■公演日程:ぴあアリーナMM 2023年3月25日(土)・26日(日)

■チケット価格
アリーナ席 ¥13,000(税込/全席指定)
スタンド席 ¥10,000(税込/全席指定)
※全席限定グッズ付き

■チケットに関するお問い合わせ:イープラスカスタマーセンター
電話:050-3185-6449 (土日含む10:00~18:00)
お問い合わせ:https://support-qa.eplus.jp

■公演に関するお問い合わせ:株式会社フロンティアワークス 『あんステ』問い合わせ窓口
お問い合わせ:enstars-stage-support@fwinc.co.jp

■主催:あんステ製作委員会

【公式サイト】https://ensemble-stage.jp

【公式Twitter】@ensemble_stage URL:https://twitter.com/ensemble_stage
推奨ハッシュタグ:#あんステ

【コピーライト表記】©2021 Happy Elements K.K/あんステ製作委員会

『あんさんぶるスターズ!!』とは…

原作は2015年4月にリリースされたスマートフォン向け大人気ゲームアプリで、現在1300万ダウンロードを突破。2.5次元舞台である『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ/THE STAGE』、劇団『ドラマティカ』シリーズはもちろん、キャラクターたちによるCGライブ『DREAM LIVE』、原作声優によるライブ『Starry Stage』も人気を博しています。

© 株式会社マレ