物価高の影響 ブランド品の中古市場への関心が高まる

記録的な物価高の影響で、中古品の売買に関心が高まっています。特にブランド品の中古市場は、盛り上がりを見せています。

仙台市青葉区のディスカウントショップうつぼでは、中古のブランド品などの買い取りや販売を手掛けています。

ブランド時計やバッグ、宝石など2000点ほどを扱っていて、物価高を背景に買い取り価格が上昇しています。

高級ブランド、ロレックスの腕時計は、商品の状態にもよりますが現在の買い取り価格は200万円から300万円程で、前の年の同じ時期と比べて2割ほど上がっています。

ディスカウントショップうつぼ佐藤竜児店長「ブランド品であれば、当時、購入した定価よりも買い取りの値段が高い物もございます」

こうした状況を背景に、買い取りを目的に店を訪れる人は前の年から2割ほど増えています。

ディスカウントショップうつぼ佐藤竜児店長「物価高っていういうころが、一番要因としては大きいのかなと思っております。原材料が無くなったということでメーカー価格が上がり、品物の相場も上がってくるので」

一方、物価高による節約志向の強まりで新品より手ごろな価格で買いたい人も増えていて、中古品の需要も根強いと言います。

未使用のルイ・ヴィトンのバッグは定価の3割ほど安い価格で販売されるなど、お得な商品を多数取り扱っています。

ディスカウントショップうつぼ佐藤竜児店長「お得な価格で買えるというところで、ご利用いただいておりますね。リユース品に対しての抵抗は、お客さまも余り感じていないような印象はありますね」

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