リニア工事「静岡で見通し立たず大変心残り」JR東海社長が“最後の会見” 水・環境問題「引き続きしっかり」

3月で退任するJR東海の金子慎社長が3月24日、東京都内で最後の記者会見に臨み、静岡県内でのリニア工事の見通しを立てられなかったことが心残りだと話しました。

<JR東海 金子慎社長>

「静岡工区の着手について、いろいろしっかり対応しようと取り組んでまいりましたが、まだ着手の見通しを立てることができなかったことで大変心残りに思っております」

JR東海の金子社長は最後の記者会見で、リニア新幹線工事の遅れの原因について問われ、「静岡工区の着手ができていないことで開業の目途が立たない」と説明しました。一方、水や環境の問題で地域の懸念を解消するために、引き続き、会社としてしっかり取り組みたいと話しました。

金子社長は4月から会長となり、丹羽俊介副社長が新しい社長として、川勝平太静岡県知事や大井川流域の地元と向き合うことになります。

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