瀬戸内の魅力 海外メディアにPR 沿岸7知事、広島で「サミット」

地酒などを楽しむ海外メディアと交流する伊原木県知事(左端)

 岡山、広島、香川など瀬戸内海沿岸7県の知事らが海外メディアに各県の魅力をPRする「せとうち7サミット」が24日、広島市内であった。5月に先進7カ国首脳会議(G7サミット)が同市で開催されるのを契機に、訪日外国人客を呼び込もうと7県の官民でつくる「せとうち観光推進機構」(同市中区)が初企画した。

 県知事ら7人がオンラインも含めて登壇し、英米人記者ら約100人を前にプレゼンテーション。岡山の伊原木隆太知事は倉敷美観地区や美作三湯といった観光地をはじめ、桃やブドウ、備前刀を挙げ、後楽園については「景観を守る厳しいルールがあり、侍が歩いた庭をそのまま保存している」と説明した。

 広島の湯崎英彦知事はサイクリングの聖地・しまなみ海道やプロ野球広島カープを、香川の池田豊人知事は瀬戸内国際芸術祭などをアピールした。

 立食会では7県の地酒と広島県産食材を使った料理が提供され、記者たちは岡山県などの日本酒とともに、広島のブランド牛・比婆牛や瀬戸内海産のタイなどを味わっていた。

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