「西村拓真の10秒」電撃同点弾!新生日本代表、強豪ウルグアイと引き分け

FIFAワールドカップ・カタール2022を終えてから4ヶ月、日本代表チームが新たな体制でのスタートを切った。多くのメンバーが入れ替わり、コーチも名波浩氏と前田遼一氏が就任。2026年に向けて初めての国際試合に臨んだ。

24日に行われたキリンチャレンジカップ2023の相手はウルグアイ代表。同じくワールドカップに出場していた南米の強豪チームである。

日本代表はその相手に対し、これまでとはやや違った形の配置でスタート。右サイドバックには菅原由勢、センターバックには瀬古歩夢、そして左サイドに伊藤洋輝の4-2-3-1に。そして三笘薫が左サイドで先発出場し、ワールドカップでのスーパーサブ的な役割からスタメンとしてのプレーを期待されることに。

しかしながら、この新生日本代表はなかなか良いところが見せられないような時間が続いた。後方でボールは繋げるものの、前線ではうまくパスが回らず、中盤での連携不足によってもったいないロストも多く、あまり攻撃力は高くなかった。

ウルグアイも決していい状況ではなかったものの、リズムがつかめない日本を相手にバランスを保ちながらプレーしていた。

そして38分、右サイドからのマキシ・ゴメスのクロスからウルグアイが先制点を奪取する。伊藤洋輝がブロックしたところ、こぼれ球をフェデリコ・バルベルデがシュート。これが左ポストに当たったところをバルベルデが自ら押し込み、前半でスコアを動かしてみせた。

ビハインドとなった日本は、後半始まって15分ほどで上田綺世と伊東純也を投入して前線を活性化。

70分にはその伊東純也の侵攻からペナルティキックを獲得…という場面もあったが、VARのオンフィールドレビューが行われた末に取り消しとなり、ゴールには至らなかった。

しかし75分、ピッチに投入された西村拓真がこの苦しい状況を救う。右サイドを突破した伊東純也からのクロスに対し、西村がフリーでゴール前に侵入。ファーストタッチでのシュートを冷静に流し込み、スコアを降り出しに戻してみせた。本当に10秒だったかはともかく…。

その後ウルグアイのセットプレーからトーレスに決定的なシュートを許す場面もあったものの、日本はクロスバーに救われて失点を逃れることに成功。

そして試合は1-1の引き分けで終了。日本代表が後半に追いつき、ウルグアイとの勝負はつかずに90分を消化することになった。

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なお、日本代表はこのあと28日にコロンビア代表との親善試合を行う予定となっている。

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