首痛棄権の松山英樹「フルスイングできず大事を取った」 次週出場の意向も示す

首痛で棄権した松山英樹だが、次週は出場の意向(Mike Mulholland/Getty Images)※撮影は大会初日

◇世界選手権シリーズ◇WGCデルテクノロジーズ・マッチプレー 3日目(24日)◇オースティンCC(テキサス州)◇7108yd(パー71)

松山英樹がマックス・ホマとのグループステージ3試合目を前に首痛で棄権した。不戦敗となって1勝2敗でグループステージ敗退も決まった。首痛による棄権は第3ラウンド途中でプレーをやめた昨年11月「ケイデンス ヒューストンオープン」以来シーズン2度目。

スタート前の朝はいつも通りパッティンググリーンからコースでの調整をスタート。ドライビングレンジに移動してからは、バックスイングでクラブを上げた際の痛みを気にする様子が目立った。

首に追加でテーピングのような処置を施して続けようとしたが、練習用のグリップを挿したドライバーを使うウォーミングアップ序盤で断念。チームスタッフに「やめます」と話し、ホマにも棄権の意向を伝えた。ツアーのトレーラーでケアを受けたとみられ、数十分後にコースから引き揚げた。

ツアー通じ、「レンジでのウォーミングアップ中、首に張りがあってフルスイングすることができなかった。大事をとって、マックス(ホマ)との試合をコンシードして休みを取り、来週のバレロテキサスオープンに臨むことにした。長年にわたってWGCマッチプレーをサポートしていただいたデルテクノロジーズとオースティンCCには、心から感謝しています」と声明を出した。

出場の意思を示した「バレロテキサスオープン」(3月30日~/テキサス州TPCサンアントニオ キャニオンズコース)のエントリーはこの日が締め切り。松山もリストに名前を連ねた。2週後の4月6日に開幕するメジャー初戦「マスターズ」(ジョージア州オーガスタナショナルGC)に向け、慎重に歩みを進めていく。(テキサス州オースティン/亀山泰宏)

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