発酵食品で日常豊かに あるるんの杜内に25日開店 「さくら百嘉店 発酵プラス」 上越市

 上越妙高駅構内で土産物店「さくら百嘉店」を展開する上越商業サービス公社(髙橋孫左衛門社長)は25日、上越市大道福田のあるるんの杜内に「さくら百嘉店 発酵プラス」をオープンする。

「さまざまな発酵食品の魅力を楽しんでほしい」とアピールする内山店長

 みそや日本酒など地元や県内外の発酵食品を取り扱う他、プリンやジェラートなど、地元企業と開発したプライベートブランド(PB)商品も販売。「発酵のまち上越」ならではの品ぞろえで、日常を豊かに過ごしてほしいと期待を込める。
 同店は、上越観光物産センター内から移転。売り場面積は170平方メートルで、約600点の商品を取り扱う。若いスタッフや外部アドバイザーが中心となり、これまでの土産物から、調味料や日配品、嗜好品などを商品の中心に据えた。
 PB商品はプリン、コーヒー、チョコレート、ジェラート、シロップの5商品を展開。このうち「発酵プリン」(税込み400円)は地元みそ店のみそをカラメルソースに使用。また地元産牛乳を使用したジェラートは、季節限定の味わいが楽しめる。
 また同市内ワイン店のソムリエが厳選したワインコーナー、植物の発酵エキスを使用した化粧品、発酵に関する書籍が閲覧できるコーナーなども設けた。

冷蔵ショーケースにはプリンやチョコレートなどのPB商品を取り扱う
春限定のジェラート「春のおさんぽ日和」。桜の花びらのピンク色と、青空色のミルクジェラートの対比が楽しい

 髙橋社長(78)は「若い人たちの感覚を生かし、日常に取り入れられる商品を取りそろえた。商品の回転率を上げていきたい」と期待を込めた。同店の内山未希店長(35)は「目新しさや楽しさを求めて足を運んでもらえるような店づくりを目指していきたい」と意気込みを語った。
 水曜定休。営業時間は午前9時30分から午後5時30分まで。問い合わせは同店(電025・520・8830)へ。

© 株式会社上越タイムス社