昨年末のワールドカップ後初となる代表戦を戦った日本代表。
ウルグアイ相手に先制を許すも、西村拓真のゴールで試合は1-1の引き分けとなった。
ウルグアイメディアは日本戦をどうみたのか調べてみた。
『OVACIÓN』c ウルグアイは、2022年W杯後初の親善試合で日本と1-1で引き分けた。フェデ・バルベルデのゴールで先制するも、終盤に守備の乱れから引き分けに持ち込まれた。
ファクンド・トーレスのシュートがポストをかすめ、最後に勝てた可能性があったことも事実だが、試合運びからすれば、この結果は妥当である。
マルセロ・ブロリ暫定監督は、バルベルデにキャプテンを任せ、レアル・マドリーのMFは、ストライカーに近い位置でプレーし、ビッグネームが目立たなかった試合では、チームのハイライトとなった。
主役や他のスター選手がピッチにいないなか、監督は若手選手たちをデビューさせる機会を得た。この試合は、代表チームでの第一歩を踏み出した他の選手たちに出場時間を与える役割も果たしていた。
マヌエル・ウガルテは中盤で大活躍し、トーレスとアグスティン・カノッビオは、アイデアよりも意欲で終盤にチームを盛り上げようとした。
この親善試合では、集団よりも個人的な結論が多く、あまり輝きのない試合となった。
サイドバックはあまり前に出ず、ウイングもあまりプレーしなかったが、ファクンド・ペリストリはそれでも相手の守備陣にとって厄介な存在だった。マキシ・ゴメスは攻撃の中心的存在であったが、ゴールチャンスはなし。
ブロリにとって簡単な仕事でないことは明らかであり、そのことも分析に考慮しなければならない。
監督はこの試合で厳しい相手(日本はW杯でラウンド16に進出し、ドイツを破っている)と、いつもの顔ぶれを欠いて臨んだ。ゴディン、アラウホ、ベンタンクール、ルイス・スアレス、ダルウィン・ヌニェス、エディンソン・カバーニなど、いつものメンバーがいなかったのだ。
このような背景のなかで、ウルグアイが日本相手に悩まされなかったことは注目に値する。
3、4回のディフェンスから攻撃への素早い切り替えを除いては、チームは日本によって息苦しくなったり、追い詰められたりすることはなかった。
『Tenfield』
東京の国立競技場で行われた日本代表とウルグアイ代表戦は1対1の引き分けとなった。
この試合はマルセロ・ブロリのデビュー戦となり、ウルグアイ代表はバルベルデのゴールで先制したが、ダイナミックな日本代表には十分とは言えなかった。
レアル・マドリーのMFは、W杯後の最初の試合で欠場者が多いチームのキャプテンを務め、大雨のなか東京で開催されたこの試合に臨んだ。
“青きサムライ”は、カタールでスペインとドイツを破るなど最大のサプライズとなった電光石火のプレースタイルを維持。 一方、ウルグアイはW杯グループステージ敗退の悔しさからディエゴ・アロンソ監督が辞任したため、ブロリが暫定的に監督を務めている。
新監督は、アラウホやダルウィン・ヌニェスらを欠くなか、4-3-3の布陣を敷き、バルベルデを中心にペリストリら前線で待つ攻撃ラインにボールを入れる。
日本は縦への展開で不安を与え始め、前進するウルグアイの守備にスペースを見出した。最初の明確なチャンスは20分、スルーパスに反応した浅野拓磨のシュートはサイドネットに。
前半は、W杯でセンセーショナルな活躍を見せた三笘薫と堂安律がサイドでウルグアイの問題を引き起こした。
一方、ウルグアイは相手のペナルティエリナ内に侵入する方法を見つけ出せず。だが、38分にバルベルデが得点の口火を切る。
ウルグアイは後半、ポゼッションを支配し、試合のペースを落とすというプランでスタートした。
日本は再開から5分後、三笘を中心としたカウンターアタックから浅野が弱いシュートを放ち、再びチャンスを得る。
“青きサムライ”は押し込むと伊東純也がPKを得るも、VARの結果、韓国人主審はDFが先にボールに触れていたとして判定を覆した。
その後、75分についに日本のゴールがやってくる。ピッチに入ったばかりの西村がCBのマークを外してゴールを奪った。
終盤、日本はスペースを空けないように組織化したウルグアイに対して執拗に攻撃を続けるも得点はならず。
W杯で躍進した日本相手に手ごたえのある試合ができたという評価のようだ。
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この後、日本は28日(火)にコロンビアと戦う。