新感覚飯テロドラマ「キキミミメシ」第2弾! 主演に濱田岳を迎えてゴールデンタイムへ

TNCテレビ西日本は3月28日に、新感覚の“妄想型”グルメドラマ「キキミミメシ〜泳ぐサバから屋台で韓国!? 〆はハンゴウでアツアツな♡博多の夜篇〜」(午後8:00、福岡ローカル)を放送。出張で福岡を訪れた主人公が、酒場で聞こえてくる会話から勝手な妄想を膨らませる物語で、舞台となる店やメニューはすべて本物。また、実際の店主らも出演する。

「キキミミメシ」は、2022年3月に和田正人主演で第1弾をオンエアし、福岡愛あふれる演出と博多のグルメが評判を呼んだ。第2弾となる今回は、主演に濱田岳を起用して、ゴールデンタイムに進出する。

主人公・山田呑太(濱田)は中堅旅行代理店に勤めるサラリーマン。趣味は人間観察からの妄想と、地方のおいしい店を発掘することだ。呑太は福岡への出張で、気になっていたサバ料理の専門店や屋台、飯ごうで雑炊を出す店などに立ち寄る。酔客らの話に聞き耳を立てると、そこから酒の席でさまざまなヒューマンドラマが繰り広げられていく。

濱田は「撮影期間が短かったので、まだまだ知りたいことが多かったのですが、撮影はとても楽しかったです。福岡のよさをお伝えするつもりが、僕の方がすっかり皆さんから教わってしまいました。楽しさとうれしさとおいしさを“東京から来た人目線”で伝えたいです」とコメントを寄せた。

ほかに、カンニング竹山、パラシュート部隊・矢野ペペ、ロイ-RÖE-、加田穂乃果、ばりやわとんこつ・新谷あやか、井上紳弥、坂田光輝、瀬上祐輝、栗原萌実、Theコットンクラブ・SHO-TA、宮崎大志、上瀧雅大、はせがわ天晴、藤松宙愛、牛島大明、太田智子、TNCの高木晴菜アナウンサーが出演。

福岡出身の竹山は「博多弁のおじさんの役で面白かったです。県外から来た人がわれわれ福岡の人の行動をどう感じるのかが分かったり、おいしい料理もたくさん出てきたりします。ぜひのんびり、じっくり楽しみながら見てください」とアピール。矢野は「役名が『矢野』だったので、ありのままの自分でいこうと思いました。出演シーンは少ないですが、濱田岳さんの隣にチラっと見切れてる僕を“ウォーリーを探せ“感覚で見つけてください」とコメントしている。

番組を制作した山田裕希プロデューサーは「初回放送時は、新型コロナの影響で飲食店から客足が遠のいていたこともあり『コロナ禍で苦しむ地元の飲食店を応援したい』という裏テーマを設定。番組のラストに『すべての飲食店に賑わいと活気が1日でも早く戻りますように…』というメッセージを掲載させていただきました。その部分でも、Twitterなどで視聴者から好意的な評価をいただき、これは地元放送局として継続してやる意義があると感じて、第2弾に向けて取り組んだのです。その上で『ローカル局の番組だから深夜…』というありがちな固定観念を払拭したく『やるならゴールデン帯!』とスタッフ一同で意思を固め、紆余曲折(うよきょくせつ)ありながら、今回の放送時間帯となりました」と説明する。

第1弾と異なることやチャレンジしたことに関しては、「これは初回からそうなのですが、ローカル局制作の番組となると、どうしてもローカルタレントを起用しがちなので、東京で活躍する人気俳優を主演で起用するという点にはこだわりました。今回は、数々の名ドラマにご出演されている濱田岳さんということで、スケジュール的に難しかったのですが『そこは制作側が無理をすれば何とかなる!』と腹をくくって、出演をお願いした次第です。初回との比較でいうと、今回はよりお店の歴史やメニューの裏側を深掘りしたいと考え、要点だけ伝えた上で、濱田さんと店主のフリートークでの会話を切り取るなどの工夫をしました。ドラマに登場した店主と実際に会えて、そのこだわりの料理を実際に食べることができるという点にこだわっています」と明かした。

一般人が多い分、撮影の難しさもあったのではないか?と思いきや、「演技経験のない店主の方が出演されることもあり、現場の空気感を特に和やかなものにする必要があったのですが、濱田さんが気さくに店主や番組スタッフとコミュニケーションを取ってくれたおかげで、自然と一体感が生まれた現場となりました。濱田さんの人柄のよさも、番組からにじみ出ているかと思います!」と山田プロデューサー。

放送終了後、TVerやFODなどで配信されることも決まっており、ドラマを見て店主に会ってみる、料理を堪能後に作品を見直すなど、いろんな楽しみ方もできそうだ。

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