ボッシュ、スーパーGTとのオフィシャルスポンサー契約を2025年まで延長

 ボッシュおよびGTアソシエイションは3月24日、国内屈指の人気レースであるスーパーGTでの両社のオフィシャルスポンサー契約を2025年まで延長したことを発表した。

 創業から長きにわたってカーレースに参戦するマシンにコンポーネントを供給してきたボッシュ。2020年からは国内で屈指の人気を誇るハコ車レースであるスーパーGTのオフィシャルスポンサーに就任、GT500クラス全15台に共通コンポーネントを供給してきた。

 そんなボッシュとスーパーGTとの契約は2022年までとなっていたが、富士スピードウェイで行われているスーパーGT富士公式テストのスタートを前に、オフィシャルスポンサー契約を2025年まで延長したことが発表された。

 この契約更新により、ボッシュは引き続きGT500の全15台にマルチディスプレイやエンジンコントロールユニット、パワーボックス、インジェクター、高圧ポンプ、ワイパーモータ、各種センサーなどの共通コンポーネントを供給する。

 さらにオフィシャルスポンサーということで、GT500全15台のほか、セーフティカーやファースト・レスキュー・オペレーション(FRO)車両、プログラム、ポスター、表彰台のバックボードなどにボッシュロゴの掲示が行われる。

 今回の契約更新に伴い、、ボッシュの代表取締役社長であるクラウス・メーダーは、「このたび、3年間のオフィシャルスポンサーの契約を継続できたことを喜ばしく思う。ボッシュはスーパーGTシリーズGT500クラスへのコンポーネントを継続的に提供することで、国内におけるモータースポーツへのさらなる発展に貢献していく」と語った。

 また、GTアソシエイションの坂東正明代表も、今回のボッシュとの契約延長に関して次のように述べている。

「このパートナーシップを通してスーパーGTと世界的な企業であるボッシュがともに歩むことで、モータースポーツの振興とさらなる発展に貢献したいと願っております。サステナビリティ戦略を掲げ、明確な方向性を持って環境問題に取り組む同社とともにカーボンニュートラル化について考え、推進できることにも、本パートナーシップの意義の大きさを実感し、うれしく思っております」

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