広島県3病院統合の新病院構想について地域住民と意見交換

県立広島病院など、3つの病院を統合する新病院構想について、地域住民らから意見を聞き取る懇話会が開かれました。

広島県の新病院構想は、県立広島病院やJR広島病院、中電病院を統合し、約1000床備えた新病院を、広島駅北口近くの土地に整備する計画です。

県立広島病院近くの住民を対象に行われた懇話会では、県の担当者から病院の再編で救急対応に影響が出る可能性があるなどの説明がありました。

住民の代表からは、新病院の高度医療などに期待を寄せる一方で、病院までの距離が遠くなるなど不安の声もあがったということです。

広島県健康福祉局 福永裕文総括官

「地域医療を担ってきた県病院が移転するっていうのはかなりインパクトがあると思いますので、地域のみなさんの声をしっかり聞きながらどういった医療機能を残せばいいかっていうのを検討していきたい。」

広島県は、2023年9月をめどに、県立広島病院跡地の活用方法などまとめた方向性を示したいとしています。

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