2023年シーズンをシミュレーション 世界一の確率が最も高いのはドジャース

2020年ワールドシリーズを制したドジャース @Getty Images

人気シミュレーションゲーム「Out of the Park Baseball」の開発チームは、今月発売されたばかりの最新版を使用し、3月20日時点のロースター情報や故障者情報をもとに、2023年のワールドチャンピオンの行方を1000回シミュレーションしたという。MLB公式サイトにその結果が公開されており、レギュラーシーズンの平均勝利数、ポストシーズン進出の確率、ワールドシリーズ制覇の確率が最も高いのは、いずれもドジャース(順に95.7勝/96.8%/18.2%)となった。主力選手の流出による戦力ダウンが懸念されているドジャースだが、少なくともシミュレーションゲームの世界では今季も「メジャー最強チーム」であることに変わりはないようだ。

アメリカン・リーグはポストシーズン進出の確率が80%を超えたチームが1つしかなく、混戦模様となっている。ポストシーズン進出の確率が高い順にアストロズ(86.7%)、レイズ(75.5%)、ツインズ(75.5%)、ヤンキース(71.2%)、ガーディアンズ(63.7%)、マリナーズ(60.5%)、ブルージェイズ(42.6%)となり、エンゼルス(40.8%)は8番手。一方、ナショナル・リーグは80%を超えたチームがドジャース(96.8%)、ブレーブス(96%)、パドレス(92.6%)、カージナルス(87%)、メッツ(81.3%)と5つもあり、6番手のダイヤモンドバックス(40%)と大差がついた。混戦模様のア・リーグとは対照的に、最後の1枠だけを争うような構図となっている。また、1000回のシミュレーションのうち、ワールドシリーズの組み合わせで最も多かったのはドジャース対アストロズの62回。ドジャースが37勝、アストロズが25勝という結果になった。

一方、1000回のシミュレーションで1度もワールドシリーズを制覇できなかったのはマーリンズ、ナショナルズ、カブス、レッズ、パイレーツ、ロッキーズ、ロイヤルズ、タイガース、アスレチックスの9チーム。ただし、ポストシーズンに1度も進めなかったチームは1つもなかった。2023年シーズンは6日後(日本時間3月31日)に開幕するが、シミュレーション通りの結果になるのだろうか。それとも、人気シミュレーションゲームが予想できなかった驚きの結末が待っているのだろうか。

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