閉鎖の県営球場を3Dデータ化 控室や写真、ネット公開

県営野球場の3Dモデル(画面)を作ったあさぬま土地家屋調査士法人代表の浅沼智之さん

 半世紀にわたり高校球児たちが熱戦を繰り広げた盛岡市の県営球場。老朽化で閉鎖が決まったが、地元の土地家屋調査士法人が画像から立体的に再現した3Dモデルを作り、インターネットで公開している。米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高)や、プロ野球ロッテの佐々木朗希投手(大船渡高)もプレーした球場をデジタルで保存、思い出を未来につなぐ取り組みだ。

 3Dモデルでは、グラウンドやスタンド、選手控室、高校野球県大会の優勝旗や写真、県出身野球選手のサインを飾った展示室を、拡大や方向転換をしながら、歩いているように見て回ることができる。

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