約2年ぶりに個性が光る味わい深い力作が展示 津山文化教室「つやま生活美術習作展」/ 岡山県津山市

津山文化教室(書道)の本年度「つやま生活美術習作展」が25日、新魚町のアルネ津山4階・地域交流センターアートギャラリー(岡山県津山市)で始まった。個性が光る味わい深い力作が訪れた人の目を楽しませている。27日まで。
コロナ禍の影響で昨年度は中止に。約2年ぶりの開催となった同展には、小学生から大人までの受講生15人と、講師の阿形雍山さん(76)=岡山日展会会員=が参加。1年間の習練や創作活動の成果として33点を展示している。
会場には、物静かで奥深い様子を表す「幽寂」、幸せに満ち、長寿であることを指す「福壽」など、受講生それぞれが心に響いた言葉をしたためた意欲作がずらり。勢いが良く流麗な筆跡が見る人を引き付けている。また、小学生4人が書いた毛筆、硬筆作品も趣があり、関心を集めている。
阿形さんは「受講生は始めたばかりの人が多く、みな苦労しながらも懸命に仕上げた。多くの人に見ていただけるのが今後の励みになる。来年は大作に挑戦したいといった意欲を持っているので楽しみにしていただけたらうれしい」と話している。

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