子育て世帯へ「イチゴ食べて」 支援団体にJA都城

矢吉照美組合長からイチゴを受け取る末永陽子会長(中央)

 JA都城(矢吉照美組合長)は24日、生活苦を感じる子育て世帯への宅食活動に取り組む都城市の市民団体「むじっこみまもりたい」(末永陽子会長)に、ブランド農作物を贈った。宅食を利用する約30世帯に配られる。
 同団体は月1回、同市内の各世帯に対し、無償で食料品や日用品などを届けている。同JAがブランド農作物を子どもたちに味わってもらおうと、「みやざきフレッシュいちご」計80パックを贈った。
 同JA本所であった贈呈式で、矢吉組合長は「今が一番甘いイチゴを子どもたちに食べてほしい。地元の農作物に関心を持ってくれるきっかけにもなる」とあいさつ。
 末永会長は「旬の果物は値段も高く、なかなか手が出ない。届け先の子どもたちも喜んでくれるだろう」と謝辞を述べた。

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