営業60年超 飫肥の「食堂 松万」31日閉店

「食堂 松万」を続けてきた宮本邦子さん(右)と妹の蓑部幹子さん

 日南市飫肥で60年以上親しまれてきた老舗の「食堂 松万」が31日で閉店する。店主の宮本邦子さん(74)が体力的に続けるのが難しくなったためで、閉店を知った客が連日詰めかけている。同店は飫肥の本町通りにあり、創業は1961(昭和36)年。愛媛県から家族で移住し、両親が開業した。邦子さんは短大を卒業した20代前半から店を手伝い始めた。30年近く前から店主となり、地元客を中心においしくてボリュームのある料理を提供してきた。

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