イ・ボミは2戦連続の予選落ち「みんなに申し訳ない」

2戦連続の予選落ちに肩を落とした(撮影/村上航)

◇国内女子◇アクサレディス in MIYAZAKI 2日目(25日)◇UMKCC(宮崎)◇6565yd(パー72)

今季限りでの日本ツアー引退を公表しているイ・ボミ(韓国)が今季2戦目に臨み、カットラインに3打届かず予選落ちを喫した。

イーブンパー41位から出たこの日はノーバーディ、3ボギーの「75」。通算3オーバー76位で、最終日をプレーすることは叶わなかった。「韓国でラウンドしている時は悪くなかったけど、(日本の)コースに来たら良いスイングができなくて迷ってしまった。好きなコースだし、あしたまでプレーしたかった」と肩を落とした。

この日も多くのギャラリーを魅了した(撮影/村上航)

ツアーで戦うために必要な闘争心は「スイングができてから、ついてくるもの」と話すだけに、「状態が良くない」という現在はスイングの不調がモチベーションの低下につながっている。「(気持ちとスイングの)連携がうまくいかない」と頭を抱えた。

引退発表直後の開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」でも予選落ち。発表後は日本のギャラリーからの声援が大きくなっていることは身にしみて感じているが、その期待に応えられないもどかしさが胸を刺す。

「勝ちたいという気持ちを整えて練習しないといけないけど、その気持ちを持つのが今は難しい。みんなに申し訳ない。(期待に応えられない)悲しさを表現できない」。穏やかな口調の中に、悔しさをにじませた。

次戦は5月「ブリヂストンレディス」。それまでは韓国で英気を養う(撮影/村上航)

国内での次戦は5月18日開幕の「ブリヂストンレディス」(愛知・中京GC 石野コース)と間が空くため、韓国に一時帰国する予定。故郷で英気を養い、もう一度ファンに元気な“スマイルキャンディ”の姿を見せたい。(宮崎市/内山孝志朗)

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