ホンダ:M.マルケス「どうしてこのタイムが出たのかわからない」/第1戦ポルトガルGPスプリント

 3月25日、2023年MotoGP第1戦ポルトガルGP MotoGPクラス2日目に予選がポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスはポールポジションを獲得し、ジョアン・ミルは14番手となった。また、午後に行われたスプリントレースでは、マルケスが3位、ミルがリタイアで終えている。

 マルケスは、予選Q1で早々にトップタイムをマークし、そのままトップで予選Q2へ進み、セッション終了間際に1分37秒226でトップタイムを塗り替え、ポールポジションを獲得した。スプリントレースではホールショットを奪うも、一時5番手まで後退してしまう。しかし、終盤に追い上げを見せて3番手を奪取し、そのままチェッカーを受けた。

 一方のミルは、初日に速さを見せ2番手となったが、予選ではQ1敗退となり、14番手からのスタートとなった。スプリントレースでは、オープニングラップでミルがファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)のインに入ろうとした際に転倒を喫してしまい、そのままリタイアとなった。また、日曜日の決勝レースではロングラップペナルティが科されることになっている。

■マルク・マルケス(予選:ポールポジション、スプリントレース:3位)
「今日は自分でも驚きの連続でったが、自分にとってもチームにとっても、自信を取り戻すことができるすばらしい一日だったよ。ポールポジションを獲得したときは、正直、どうしてこのタイムが出たのか自分でも分からなかった。それほど速いラップだったんだ。ポールポジションからのスタートは、それだけでアドバンテージがあるし、スプリントレースをしっかり戦うことができたよ」

「オリベイラとミラーがコースをはらんだときに、これはチャンスだと思い、アタックした。新しいレーススケジュールはとても厳しいけど、ファンにとってはよいショーになったと思う。明日は本当に重要なレースになる。僕らの位置が、よりはっきりと分かると思うよ」

■ジョアン・ミル(予選:14番手、スプリントレース:リタイア)
「14番グリッドからのスタートだったので、とても難しい展開だった。周りには、できるだけ早くポジションをあげようとするライダーがたくさんいたから、レース序盤はとてもアグレッシブだった」

「もし、もっと上の順位からスタートできていれば、本来のペースを発揮できたと思う。自分のペースは良いと思うので、明日は、いいレースができると思っているよ。今日はファビオに接触してしまったことを謝りたい」

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
マルク・マルケスとジョアンミル(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP
ジョアン・ミル(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP

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