「集団自決」の犠牲者ら追悼、平和誓う 沖縄戦で米軍上陸78年、座間味村

 【座間味】1945年3月26日、米軍が沖縄県島尻郡座間味村に上陸し、村内で起こった「集団自決」(強制集団死)から78年となる26日、同村座間味にある平和之塔では、村民や遺族が訪れた。遺族らは、戦争で命を落とした親族や友人らを追悼すると同時に、二度と悲惨な戦争を繰り返してはならないと恒久平和を誓った。村では5年ごとに村主催の慰霊祭を開催しているが、今年は自由追悼だった。
 座間味村では、米軍の激しい砲撃と日本軍の強制や誘導によって村民らが「集団自決」に追い込まれた。平和之塔には「集団自決」の犠牲者を含む村民647人と、日本軍人376人、朝鮮人軍夫や教員ら177人の計1200人がまつられている。
 

© 株式会社琉球新報社