「なぜドリンク代がかかるの?」意外と知らないライブハウスのルール コロナ禍の反動で観客増加

ライブハウス慣れしていない人に向け、ライブハウスルールを紹介する投稿がSNS上で注目を浴びている。

「最近、ライブハウス慣れしてない人増えていると思うので、そんな方向けの注意事項です!(過去イベントで使用した資料ですが、大体のライブで当てはまってると思うので、ライブハウス慣れしてない人は参考にどうぞ!)」とライブハウスルールをイラストにまとめ投稿したのは大阪府吹田市にある関大前ライブハウスTH-R HALLの店長、三木要さん(@mikim0113)。

あなたはライブハウスに行ったことがありますか?

ドームなどの大きなコンサート、ライブ会場は「興行場」として申請して、営業している。一方、ライブハウスは「興行場」として許可をを取るのはハードルが高いため、「飲食店」として営業している。よって飲食物の持ち込みは禁止されており、追加のドリンク注文は大歓迎だそうだ。他にも三木さんは「長い髪は出来るだけ束ねよう」や「ライブスペースに入る時大きい荷物はロッカーへ」などのルールも紹介している。

SNSユーザー達からは今回の投稿に対し

「おにぎりを食べている人がいましたがNGでしたね」「なるほど!そうだったんですね分かりやすい説明をありがとうございます😊」「私も最初は知らなかったので疑問でした。知らない人も多いと思うので、誰か分かりやすく説明してくれると助かりますね!」など様々な声が寄られている。

三木さんにお話を聞いた。

近藤理菜(以下「近藤」):このツイートを思いつき、投稿されるまでの経緯をお聞かせください。

三木:思いついたのは5年以上前で、TwitterやYouTubeで同様のことを何度も発信していました。今回は、コロナ禍でライブハウスに来るお客さんが減っていた後の反動で「はじめてライブハウスに来る人が増えたなぁ」という実感があったので、改めてイラスト化してわかりやすく発信しました。

近藤:ライブハウスを運営されている方々からの反響がありましたらお聞かせください。

三木:リツイートや「知っておいて欲しい!」みたいな同業者の方の拡散は沢山ありました。一番嬉しかったのは、フェス運営とライブハウスの店長を兼任する”尊敬するライブハウス店長の先輩”がリツイートしてくれたことです。

近藤:Twitterでのこれまでの反響やコメントについてご感想をお聞かせください。

三木:納得される方、共感される方、不満がある方など、沢山の方からのコメントをいただいきました!

ただ、僕も画像にも注意事項として記載してるのですが、「こういうパターンが多い」というものを画像化しただけなので、全部のライブハウスがはてはまってるわけではないということも頭の片隅に入れておいてください!ただ、「追加でドリンクを頼んで欲しい!」という部分は全てのお店に当てはまってると思います。応援したいお店があればでいいので、そのお店に行った際はガンガンドリンクを頼んでください!

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新型コロナウイルスが収束し、マスクの着用も義務ではなくなった今、ライブハウスに足を運ぶ人たちが増えている。三木さんによると「昔ライブが好きだった人も、ライブに行ったことない人も是非ライブハウスに行ってみてください!日常で味わえない感情を味わえるかも!」とのこと。是非、紹介したルールを頭にいれてライブを楽しんでいただきたい。

三木要さん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/mikim0113

(よろず〜ニュース特約・近藤 理菜)

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