チームに最も不可欠な選手 エンゼルスは大谷翔平、カブスからは鈴木誠也が選出

WBC優勝&MVPを受賞した大谷翔平はやはりエンゼルスでも不可欠なプレイヤー @Getty Images

日本時間3月26日、MLB公式サイトのウィル・レイッチ記者は各球団の「最も不可欠な選手」を選出する特集記事を公開した。先日行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)ではプエルトリコ代表のエドウィン・ディアス(メッツ)とベネズエラ代表のホセ・アルトゥーベ(アストロズ)が負傷。両チームはこの2選手の穴を埋めなければならなくなった。しかし、2021年にはブレーブスがロナルド・アクーニャJr.を欠きながらもワールドシリーズ制覇を達成。メッツやアストロズも主力の故障離脱を乗り越えて頂点に辿り着く可能性は十分にある。それでも各球団に「不可欠な選手」は存在する。レイッチ記者は各球団から1人ずつ、合計30人をリストアップしている。

エンゼルスからは当然のように大谷翔平が選ばれた。レイッチ記者は「本当に難しい選択だった」と記しており、マイク・トラウトとかなり迷った様子。だが、球界最高の打者の1人かつ球界最高の投手の1人であり、WBC決勝の最後にトラウトから三振を奪った大谷を選ばないわけにはいかなかったようだ。WBC決勝の最後のシーンが大谷を選ぶ決め手になったとみられる。

カブスからは鈴木誠也が選ばれた。大型契約で加入したダンズビー・スワンソンを選ぶのが自然だが、レイッチ記者は「カブスが躍進を遂げて人々を驚かせるためには、鈴木が健康にプレーして大活躍することが必要だ」と鈴木をカブス躍進のキーマンに挙げている。

レイッチ記者が選んだ30人は以下の通り。

◆ア・リーグ東部地区
アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
ラファエル・デバース(レッドソックス)
アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
ランディ・アロザレーナ(レイズ)
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)

◆ア・リーグ中部地区
ティム・アンダーソン(ホワイトソックス)
ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
ライリー・グリーン(タイガース)
ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
バイロン・バクストン(ツインズ)

◆ア・リーグ西部地区
カイル・タッカー(アストロズ)
大谷翔平(エンゼルス)
シェイ・ランゲリアーズ(アスレチックス)
フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
マーカス・セミエン(レンジャーズ)

◆ナ・リーグ東部地区
マイケル・ハリス2世(ブレーブス)
サンディ・アルカンタラ(マーリンズ)
フランシスコ・リンドーア(メッツ)
J・T・リアルミュート(フィリーズ)
キーバート・ルイーズ(ナショナルズ)

◆ナ・リーグ中部地区
鈴木誠也(カブス)
ハンター・グリーン(レッズ)
コービン・バーンズ(ブリュワーズ)
キブライアン・ヘイズ(パイレーツ)
ノーラン・アレナド(カージナルス)

◆ナ・リーグ西部地区
コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)
クリス・ブライアント(ロッキーズ)
ムーキー・ベッツ(ドジャース)
マニー・マチャド(パドレス)
ローガン・ウェブ(ジャイアンツ)

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