岡山空港 台北線3年ぶり運航再開 初便178人到着 記念品配り祝う

岡山桃太郎空港で関係者の出迎えを受ける台北線の乗客ら

 新型コロナウイルスの影響で運休が続いていた岡山桃太郎空港(岡山市北区日応寺)発着の台北線が26日、約3年ぶりに運航を再開した。同空港の国際定期4路線のうち再開は初めて。空港ロビーでは初便で到着した乗客を空港関係者らが出迎え、記念品を配って再開を祝った。

 午後3時15分ごろ、台湾北部にある桃園国際空港発の飛行機が乗客178人を乗せて到着。岡山県の伊原木隆太知事をはじめ、航空会社や観光団体の関係者ら約30人が拍手で迎え、きび団子やガイドブックなどの記念品セットを手渡した。

 岡山訪問は5回目という台湾在住の乗客(70)は「3年間ずっと再開を待ち望んでいた。リニューアルした岡山城を見て、久しぶりに倉敷市の美観地区も巡りたい」と話した。

 台北線は週4往復で運航を再開し、5月27日以降は週7往復に増便する。岡山桃太郎空港では台北のほか、ソウル、上海、香港の定期路線が就航。いずれも2020年2、3月から運休し、台北線以外は10月28日までの運休が決まっている。

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