コロナ感染で外食した男性に禁固刑

新型コロナウイルス感染症(COVID―19)に感染しながらも度々外出して飲食店で食事した男性に禁固刑が下された。3月24日付香港各紙によると、男性は42歳の果物店職員。2022年初めに新型コロナに感染している間に度々外出し、MTRに乗車したり、吉野家や美心MXなどで食事し、さらにSNSで林鄭月娥・行政長官(当時)に挑発的なコメントを書き込んだりした。男性は先に他人に感染のリスクを与えた罪12項目で起訴され、裁判では否認。審問を経て23日に西九龍裁判法院(地裁)で9項目について有罪が確定した。裁判官は「被告の行為は極めて卑劣で身勝手であり、一時の私欲のために無数の無辜の市民を巻き込み、香港の正常化の道のりをさらに困難にした」と指摘し、禁固7カ月15日の量刑を下した。

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