自転車に乗る時はヘルメットを 県警、努力義務化前に啓発チラシ

ヘルメットの着用を呼びかけるチラシ

 自転車に乗る全ての人のヘルメット着用が努力義務となる改正道交法施行(4月1日)を前に、岡山県警は着用を促す啓発チラシ(A4判)を作った。内山下幼稚園(岡山市北区丸の内)の園児と保護者をモデルに非着用時の危険性などを説明。県内の啓発イベントなどで活用する。

 自転車後部の幼児用座席に座ってヘルメットをかぶる園児と保護者5組の写真に「大人も子供もヘルメット!」とのメッセージを添えた。自転車事故の死者の4割以上が頭部を損傷したとのデータも載せ、着用の効果を強調している。

 23日は同園で、モデルの親子が他の親子に「かぶってくださいね」と呼びかけ約50枚を配布。女性(30)=岡山市北区=はチラシを配り「安全のため親子で着用したい」と話していた。

 県交通安全協会の協力で1万部を作製。今後は県内の交通安全教室やイベントで配る。

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