すべてをかけて河内長野市を成長させる!府市の連携強化を 大阪維新の会・はしがみ和美氏インタビュー(PR)

2019年の河内長野市議会議員補欠選挙で初当選、大阪府・河内長野市で大阪維新の会所属として市議会議員を務めた、はしがみ和美(はしがみ・かずみ)氏。「すべてをかけて河内長野を成長させる。大阪をさらに前へ。」をキャッチフレーズに、故郷・河内長野市への熱い想いを胸に日々、政務に取り組まれています。大阪府とのさらなる連携を見据え、次のステージへ歩を進めようとされているはしがみ氏に、その政策や取り組みについてお話をお伺いしました。

介護福祉士の現場で感じた課題意識から政治家に 

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

政治家を志したきっかけを教えてください。

はしがみ和美氏(以下、はしがみ氏)

大きく分けて2つあります。

ひとつは、介護福祉士として施設で仕事をしていたとき、多くの高齢者の方がいつも不安を抱えているということを聞いていたこと、それに母が認知症になったことから始まって認知症の方とどう付き合っていくか、自分にできることはないのか真剣に考えるようになったことです。

もうひとつの理由は、女性の友人が職場で管理職になるのをあきらめた際、「女性が管理職になるには、能力があっても環境が整ってないとなれない」といったこと。女性に優しい環境を作れる力になりたいと思ったことです。

編集部:

どういった点で、政治の力で、と考えられたのでしょうか?

はしがみ氏:

高齢者の方や介護を必要とされている方のところに市役所から手紙や書類が届くことがあります。その際に、「書類が開けられない」方もおられます。介護福祉士として仕事をしているとき、そういう現場に居合わせても、本人でないから開けることが出来ないんです。(役所に)電話しても、「本人でないとだめです」と言われてしまうんです。そういう行政の不親切さを何とかしたいと思いました。

また、女性の管理職に関しては、たとえば河内長野市の職員でも、部長級は1割弱、課長級も1割強と管理職についている女性は本当に少ないんです。まだまだ男性社会の形があるのではないか、と思っています。女性がより働きやすい環境を、と考えました。

編集部:

具体的にどのように進めれば、と考えられたのですか?

はしがみ氏:

医療と介護、福祉、地域の連携がスムーズにできていないということが確認できましたので、それなら行政にしっかり意見や提案ができる立場になって、連携強化を図っていきたいと思いました。

女性の社会進出については、環境を整えるための声が届いていない原因が、女性議員が少ないためだと認識しました。それを改善していければ、と考えています。

生まれ育った河内長野市の将来を明るく

編集部:

ご自身のキャッチコピー、そのフレーズに込めた想いを教えてください。

はしがみ氏:

すべてをかけて河内長野を成長させる。大阪をさらに前へ。」ーをキャッチコピーとしています。

河内長野市の中での地域課題がすごく大きいのです。河内長野市は、大阪府内の33市中、「高齢化率」が一番高い自治体です。また、2年前に大手メディアの調査で「将来性のない市のワースト1」に選ばれてしまいました。

早急に手をうたないと河内長野市の未来は明るいものではありません。私自身が生まれ育った河内長野を何としても、大阪の成長に取り残されずに活性化させたい、未来のある子どもたちにいつまでも住み続けてもらいたい、という地元に対する強い思い、また、首都機能を備えた大阪を構築したい、という想いを込めたものです。

編集部:

実現したい政策についてお伝えください。

はしがみ氏:

まず、すべての前提となるのが「府市連携」の不足解消です。

河内長野市は大阪府との連携が取れていません。先日の議会であった質疑で、市長は「一市長が府知事と会うなんて困難です。府議会議員がコミュニケーションを取る場を設けて下さればできます」という答弁をされました。大阪府との話し合いが、どの政策においても、ほぼなされていないことを公に認めたのです。

河内長野市は政令指定都市ではありません。成長のためには、大阪府との連携強化は急務です。パイプの詰まっているところをスムーズに流れるように変えていかないといけません。まずは、「府市連携」の早急な構築です。強化というレベルの話ではありません。

編集部:

なるほど、その上で、自身の掲げる政策についてお教えください。 

はしがみ氏:

子育て・子ども支援の充実です。妊婦検診の無償化をはじめとした出産費用の軽減、すべての子どもがチャレンジできる環境づくり。

家庭の経済格差が子どもの学力格差にならないよう、私学も含めた高校授業料完全無償化や大阪公立大学・大学院完全無償化を目指します。また、発達障がい・不登校・引きこもりなど支援が必要な子どもや保護者への支援体制の強化を図ります。

 福祉・医療の充実、地域経済活性化を目指して

編集部:

続いて、お持ちの政策をお伝えください

はしがみ氏:

福祉・医療・介護・地域の連携強化、充実です。

河内長野市ではバス路線の縮小などで、体の不自由な高齢者の方も自分で車を運転しなければいけないような状況が生まれています。安心して免許返納ができるような移動支援等支援体制の充実を図ります。地域包括ケアシステムのさらに進めて安心して地域で暮らしていくための体制を整えます。

また、特別養護老人ホームの整備を行い、さらなる受け皿の確保を目指します。そして、介護・福祉の人材不足を解消し、必要な時に支援が受けられる体制作りに取り組みます。

編集部:

さらに伝えたい政策があればお教えください

はしがみ氏:

地域経済活性化、地元の農林商工業の活性化です。

地域雇用を生み出すのに、若手の育成と後継者不足を解消できる取り組みが必要です。

歴史が深く、日本遺産をはじめ数々の観光資源がある河内長野市の魅力を高める地域ブランドや名産物の創出と発信を、2025年の大阪関西万博で積極的にPRできるよう府市連携で取り組みます。また、堺市とのアクセス道路事業、小山田地区の面整備など喫緊の課題に対しても、大阪府との緊密な連携により進めていきます。大阪府のグランドデザインの中で、きちんと河内長野市が役割を担っていかなければいけないと思っています。

編集部:

趣味やプライベートのことなどお教えください。

はしがみ氏:

休日は、里親となった愛犬や愛猫と戯れています。猫たちの一匹は排水溝の中で息も絶え絶えになっていた子猫で、育てることも考えて他の5匹の猫とともに引き取った保護猫でした。昨年(2022年)夏に引き取ったのですが、突然、家がにぎやかになりました。

また、「河内長野を元気にしよう」という目的で、シニアチアリーダーのダンスの団体を友人たち10人を超える規模で立ち上げました。地域の文化祭や医療介護施設のイベントなどで披露しています。私もダンスしています。いつまでも、いくつになっても「楽しく、元気に」を目的にしてます。

編集部:

最後に、地元・河内長野市に対する想いを語ってください。

はしがみ氏:

このまちの人が好きです。

小さい頃に、溝に落ちてみなさんに助けていただいたこともあります。今、日本で失われつつある「となり近所」のお付き合いもあります。住んでいるみなさん、心が温かいです。

この街から一生、私は出る気はありません。このまちでいろんな形で「つながり」を大切にして生きていきます

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