車の購入やレンタルを検討する際、我々ゴルファーの最重要チェックポイントは「キャディバッグが何個積めるか？」。そこで、皆さんに代わって国産人気車種の積載量を徹底調査。加えて「積みやすさ」も採点する。
日産「キックス」のゴルフバッグ積載量を調査
日産の人気コンパクトSUV「キックス」のキャディバッグ積載量を調査する。初代は軽自動車規格の4WDオフロードモデルとして販売（三菱パジェロミニのOEM）。2代目は日産の独自開発による、コンパクトSUVとして2012年にワールドプレミアを果たした。日本には長らく導入されなかったが、2020年から販売をスタート。「ノート」同様に、パワートレインはモーターを動力源とするハイブリッドシステム「e-POWER」のみとなる。2WD仕様と、リヤにモーターを搭載した「 e-POWER 4WD」をラインアップする。
【調査ルール】
・キャディバッグを積んだ状態で、その本数と同じ人数が乗車できること
・キャディバッグはフルセット入った状態で、ドライバーなどを抜くのはNG
・後部座席にはみ出して積むのは安全性の観点からNG
・基本的に9.5型のツアーバッグを使用し、入らない場合スタンドバッグも使用
ラゲッジルームはどんな感じ？
スクエアな開口部を持ち、ハッチゲートはバンパーレベルから開閉。フロアと開口部はほぼフラット。サスペンションの張り出しは少なめで、左右オーバーハングにくぼみが設けられている。トランク容量はコンパクトSUV最大級となる423リットルを確保。リヤシートは6:4分割可倒式シート。ただ、リヤシートを倒しても、フラットではなく段差が残る。
1個目の積み方
コンパクトなボディサイズに加えてラゲッジ幅も狭いため、ツアーバッグの横積みは難しい。リヤシートを倒して1個目を縦に搭載。
2個目の積み方
1個目の横に並べる形で2個目を搭載。
3個目の積み方
2個目のキャディバッグの上に3個目を搭載。
調査結果
リヤシートをたたむことで、3個のキャディバッグを縦に搭載可能。ノートやリーフよりもハッチゲートの開口部が大きく、段差がないため積み下ろしが楽。ただハッチゲートがなだらかなデザインのため、開閉時に若干の注意が必要。
車両スペック
キックス X FOUR ツートーンインテリアエディション 車両本体価格：317.13万円（税込）
ボディサイズ(mm)｜4,290×1,760×1,605
ホイールベース(mm)｜2,620
車両重量(kg)｜1,480
エンジン｜直列3気筒 DOHC
排気量(cc)｜1,198
最高出力(kW〈PS〉/rpm)｜60＜82＞/6,000
最大トルク(N･m〈kgf･m〉/rpm)｜103〈10.5〉/4,800
フロントモーター｜交流同期電動機
フロントモーター最高出力(kW〈PS〉/rpm)｜100〈136〉/3,410-9,697
フロントモーター最大トルク(N･m〈kgf･m〉/rpm)｜280〈28.6〉/0-3,410
リヤモーター｜交流同期電動機
リヤモーター最高出力(kW〈PS〉/rpm)｜50〈68〉/4,775-10,259
リヤモーター最大トルク(N･m〈kgf･m〉/rpm)｜100〈10.2〉/0-4,775
調査に使用したキャディバッグ
ブリヂストン BRIDGESTONE プロレプリカモデル（CBG301）
型｜9.5型
対応長さ｜47インチ
口枠｜6分割
セパレート｜3分割
タイプ｜カート
素材｜（本体）合成皮革 （口枠）ポリエステルメッシュ
重さ｜4.5kg
