3月26日、2023年MotoGP第1戦ポルトガルGP MotoGPクラスの決勝がポルトガルのアルガルベ・インターナショナル・サーキットで行われ、モンスターエナジー・ヤマハMotoGPのファビオ・クアルタラロは8位、フランコ・モルビデリは14位で終えている。
午前に行われたウォームアップ走行では、マシントラブルがあったようで、クルタラロが開始直後に5コーナーでマシンを止める様子も見受けられた。その後ピットに戻り、走行を再開してラストアタックで2番手タイムをマークした。
決勝レースでは、オープニングラップで11番手から16番手までポジションを下げてしまい、後方から追い上げのレースとなった。周回を重ねるごとに順位を着実に回復させたクルタラロは、終盤に4番手争いを繰り広げる集団に追いつき、前を走るアレイシ・エスパルガロ（アプリリア・レーシング）を仕留めて8位でチェッカーを受けた。
一方の17番手スタートのモルビデリは、スタートで最後尾まで後退してしまうが、すぐに2台をパスして18番手に浮上する。レース中に転倒やリタイアが相次いだ影響で順位を上げるが、なかなかペースを上げることが出来ずに前との差を詰められず、14位でレースを終えた。
■ファビオ・クアルタラロ（決勝：8位）
「当然ながら難しいレースになった。おもにグリッド位置がその原因だね。昨日はローンチコントロールに不具合があったけど、今日は僕がラインの選択を間違えたことで、さらに大きく後退してしまった。ペース自体はそれほど悪くなかったよ。ラストラップを見れば、去年の僕自身のファステストラップにかなり近づいている。つまり今回は全員のペースが非常に速くなっていたのだと思う。次回アルゼンチンでは、もっと前のほうで戦えるよう頑張るよ」
■フランコ・モルビデリ（決勝：14位）
「非常にタフなレースだった。とは言え、テストのときは0.6秒差、今日は0.5秒差と0.1秒前進しているから、良かった点にも目を向ける必要があるね。わずかながら進化していて、しかも決勝中の走りは非常に安定していた。そして最後まで走り切り、2ポイントを獲得することができたんだ。次のアルゼンチンでは、もっと多くの良い部分が見つかることを期待しているよ。楽しみだ」
