ポル、エネアに続き3人目。右手の手術のため、マルク・マルケスが第2戦アルゼンチンGPを欠場

 3月27日、MotoGPに参戦しているレプソル・ホンダ・チームは、第1戦ポルトガルGPの決勝レースでクラッシュを喫して右手を骨折したマルク・マルケスが第2戦アルゼンチンGPを欠場することを発表した。

 MotoGP第2戦アルゼンチンGPは、連戦のため3月31日~4月2日にアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで開催される。しかし、開幕戦の決勝レースで右手の第1中手骨(親指の付け根)の骨折を負ったマルケスは手術を受けたため第2戦を欠場することがアナウンスされた。

 マルケスはスペインに帰国して再検査を受けたところ、第1中手骨基部がずれて関節内骨折していると診断されたという。すぐにマドリードの病院で手術を受けており、2本のネジで固定。回復に専念するため、翌週のレースには参加できない。

 復帰時期は明かされていないが、4月中旬の第3戦アメリカズGPとなりそうだ。マルケスはこのクラッシュで、ダブルロングラップペナルティが科されることが決まっているが、第2戦での消化が条件のため、第3戦に持ち越されることはない。

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第1戦ポルトガルGP

 また、この週末はプラクティス2の際に、ポル・エスパルガロ(GASGASファクトリー・レーシング・テック3)が大クラッシュを喫して、肺挫傷、顎の骨折、脊椎の骨折が確認されたため欠場した。スプリントレースでは他車のクラッシュにエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)が巻き込まれて右肩の肩甲骨を骨折している。

 ポル・エスパルガロ、エネア・バスティアニーニは第2戦アルゼンチンGPを欠場することがアナウンスされているため、次戦はマルク・マルケスを含めて3人の欠場が決まった。

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